カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です
２月１２日は宝塚市小林のくらんど人権文化センターの講演会に登壇しました。
兵庫ひきこもり相談支援センター阪神ブランチのイベントで「ひきこもりと愛」をテーマにひきこもり経験のある御二方とご一緒しめした。
昨年１０月にもひきこもり経験のある方とターニングポイントをテーマに講演がありその第二弾です。
ひきこもる経緯やその時の思い、感情、人の出会いや繋がり、支援などと愛がどの様に関係するか、影響するのか、存在するのかが語られます。
生きづらさを抱えひきこもる中、どの様にパートナーと出逢い、影響し合い、そして今と繋がっているのか。
そして今ここでどの様に愛について思うのか。
「ひきこもり」という社会的状態が度々取り上げられるが、「ひきこもる」という心理的状態に焦点が当たったのが今回のテーマだった様に思う。
安心する、守られている、好きだ、愛されている、愛しているという様々な感じる状態がある。
それらは日々が経過する中で心の内で変化していく。
外形的なひきこもり状態が変化するなら、それより少し前にその人の中で心的状態の変化が起きているだろう。
「ひきこもりと愛」をテーマにお二人の貴重なお話、人生を傾聴した。
そして今思うことは「愛する」ということ。
「愛している」はよく聞く心の静的状態。
ではどう愛するのか。
上手くいっていない夫婦でも恋人でも親子でも、愛している、はよく耳にする。
それは本当だと思う。
本当に取り扱うべきは「愛する」という心的力動のことではないだろうか。
「愛している」が故に相手を支配したり、制限したり、嫉妬したり、思う様にならなければ憎んだりする。
愛の名の下に翻弄される。
「愛する」とはどの様な想いと行為なのか。
ＤＶや虐待などの歪んだ愛の形を相談を受ける。
独りぼっち、居場所がないという愛がわからない相談もある。
愛を得る為に自分を傷つけることが相談される。
様々なカウンセリングに愛がテーマなのかと感じる。
クライエントの背景に愛の問題が存在していると感じることもは多い。
愛している、という状態の話から、
愛する、という利他や自律にテーマが進展する時に何かしらの道が開けてくる。
オンラインでのアーカイブ視聴を申し込みされた方は、そろそろ配信されると思いますので、是非ご視聴ください。
今回の主催である兵庫ひきこもり相談支援センター阪神ブランチを運営する、一般社団法人いきがいさがしの代表のペコさん、スタッフの皆さん、当事者会や地活のメンバーの仲間たちに深く感謝致します。
そして登壇してくださり、とても貴重なお話や多くの方々に希望や道標を示して頂いた泉さん、渡辺さんにも心より御礼申し上げます。
ではまた。
◆INFORMATION◆
【個人セッション】
■カウンセリング 6,000円／60分
◇割引回数チケット 30,000円／ 6回
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■カップルカウンセリング 9,000円／90分
■家族カウンセリング 9,000円／90分
■出張カウンセリング 上記料金＋2,000円+交通費
◇学生割引 上記料金より25％引き
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こもりむしの会カウンセリング
当事者3,000円・家族6,000円／60分
出張・オンラインも可能です。
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