カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です。
12月11日(土)に奈良県橿原市の橿原文化会館にて今年最後の講演を行いました。
社会福祉法人萌さんが主催されるイベント「こころの声 きこえていますか 2021 in かしはら」のスペシャルレクチャーでお話させてもらいました。
演題は「もう一人でがんばらない〜コロナ禍における女性のメンタルヘルス〜」です。
日々、カウンセリングを行っている心理カウンセラーとして、実際的な話をしてもらいたいとのご依頼でした。
コロナ禍において、昨年1回目の緊急事態宣言発令時期以外はカウンセリング依頼は増えました。
それはコロナ禍というこれまでとは異なる日常が、多くの人たちに心理的な影響を与えたことに他なりません。
同時に、潜在していた問題や課題が表面化し、家族や夫婦の在り方が問われることにもなり、その様なテーマでの相談も相次いでいます。
今回はコロナ禍における女性のメンタルヘルスということでしたので、メディアなどで報道される事象が実際のカウンセリングではどの様に相談されているかをお伝えしました。
DVや性暴力、雇用の危機、育児家事の負担の増加、他者交流の減少などコロナ禍の女性を取り巻く環境について共有しました。
それに対して、一人で抱え込まないためにご本人に行ってほしいこと、次に一人ぼっちにしないための周囲の関わり方などを話しました。
自粛生活など人との接触を控える中、人と交流するということについては新たな価値観が必要になります。
また、ストレスという点では、自粛や感染予防の生活自体がストレッサーであり、人は無意識に緊張して日常を過ごしています。
その対策として取り入れてもらいたい、緊張緩和の為のリラクゼーション呼吸法を講演最後に体験してもらいました。
皆さん、誘導に従って上手に取り組まれていたようでした。
講演にあたり様々なサポートをして頂いた萌スタッフの皆様には深く感謝申し上げます。
オープニングの橿原市吹奏楽団の演奏を堪能しました。素晴らしい演奏をありがとうございました。
それと今回は公認心理師、社会福祉士で社協スタッフをしているフロンティアの勉強仲間が講演プログラムを企画してくれました。会場にも同行してくれてとても心強かったです。ありがとうございました。
この講演で今年は最後となりましたが、下半期は毎月2回ほど講演、講師の依頼があり、たくさんの方々の前でお話をさせて頂きました。年間通じても過去最も多くのご依頼を頂きました。
心理臨床の実践を生業にする私にお声かけ頂くことは、現場のより現実的な対応に関心が高まっているのかなと感じています。
理論やエビデンスを大切にしつつ、個別臨床としてフレキシブルに対応していきたいと考えます。
臨床から学ぶことは、クライエントさんから学ぶことでもあります。
講演が終われば直ぐに臨床に戻ります。年内もカウンセリングで終える、いつもの一年の終わりに近づいています。
ではまた。
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