カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です。
11月の最終日は西宮市総合福祉センターにて「ひきこもり支援ネットワーク会議阪神南」(兵庫ひきこもり相談支援センター阪神ブランチ主催)に講師として参加しました。
9月の阪神北に続いての開催でした。
西宮市、尼崎市、芦屋市、兵庫県の担当部署の職員の方々とスタッフの合わせて20名ほどの会議です。
講演は「ひきこもり支援の現場から見える課題」です。
講演自体は、当事者やご家族の支援をしている開業臨床の心理カウンセラーの経験からお話させて頂いています。
行政の中で活動されている支援担当、相談員、心理士の方々とはかなり異なる立場の開業カウンセラーは、福祉サービスや医療支援が思うようにいかない方を支援することが多いのです。
会議後半は3グループに分かれてのディスカッション。それを全体で発表しシェアします。
会議自体の運営や設営は一般社団法人いきがいさがしが運営する地活や自助グループの利用者である当事者や元当事者8名程が手伝ってくれました。
この会議は行政の担当の方々と当事者が一緒している場でした。
今回、私は社会福祉士兼公認心理師で私のところで臨床を学ぶ社協の職員に同行してもらいました。
その方からの感想にハッとさせられました。
「何より感銘を受けたのは、この会議を主催されているのが当事者性を帯びた団体であり、当事者の方が会議に参加されていることでした」
「明るく声をかけてくださる姿、受付や機材をセッティングされる姿などは社会参加に他なりませんでしたし、それだけで当事者不在の議論にはならないと思いますし、存在が希望であるように感じました」
どの様な社会支援であれよく問題視されるのは当事者不在の議論や施策。
当事者性があるか否か。当事者性とは何なのか。
支援が支援側の論理や事情が勝り、当事者側の困りごとに手が届かない。と、感じる当事者や家族の声はまだまだ少なくありません。
故に今回の様な会議の意義は重いのです。
私は専門家や臨床家といるより圧倒的に当事者といる時間が多いカウンセラーなのだと再認識しました。
ですから行政の方々とこの様に会議が持てることは、私も一方に偏ることを予防してくれます。
行政の方々の工夫やご苦労、課題などをリアルに聞くことができました。
支援ご担当者の誠実な姿勢に、制度やサービスか提供される際に、誰がどんな思いで介在しているかを含めて福祉なのだと言うことを感じずにはいられませんでした。
ではまた。
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