カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です。
１０月の前半はまだまだ暑く服装は夏のままでした。しかし日内寒暖差は１０℃を超える日もあり体調管理が難しいかったと思います。
そして今日から一気に気温が下がりました。この気候変化に何とか適応していかねば、と思うところです。
１０月１２日は奈良の大和郡山市で「傾聴ボランティアやまびこ」さんの研修講演でした。
設立されて１０年が経つとのことでした。その当時から存じていましたが、研修は２０１５年に初めて担当させてもらい今回は４回目でした。
高齢者対象の傾聴ボランティア活動はこのコロナ禍の中、その活動がほぼ休止となっているところばかりです。
介護施設の訪問、在宅高齢者訪問などですから、このご時世では休止も無理もないところです。
その様な状況が２年近くなろうとする中、ボランティアさんのモチベーションやスキルどの様に保つかは団体、グループごとにご苦労があります。
今回は休止の状況下にあるボランティアさんのモチベーション維持を目的にとのご依頼でした。
顔馴染みの方、新しいメンバーの方３０名程の方がご参加されました。
レクチャーとグループワークと発表、質疑応答など２時間程の研修です。
社会福祉協議会の担当者の方も参加されました。
内容は大前提のボランティアについて、そして傾聴ボランティア活動の心理学的意義や傾聴することの傾聴者自身への好影響についてお話ししました。
皆さん、メモを取りながら熱心に耳を傾けておられました。傾聴者の集団だなぁと思いつつの講演していました。
グループワークではとても活発に話し合われていました。
傾聴者は表現力が必要なことを実感します。
傾聴者が自己表現することはボランティア活動では欠かせません。
利用者の方に対して、ボランティア同士において相互交流として傾聴したことを伝え返すこと、問いかけ、いたわりやねぎらい、賞賛や感心などを表現することが求められます。
聴くことは伝えることと統合されてこそ、本物の傾聴力が身につきます。
無口だから聞き手でいる、では、それは聞くことでなく表現が苦手なことに意識がある姿勢です。
相手に関心があるから聴こうとする行為はとても積極的なことです。
今回、そんなことを再認識した研修でした。
大和郡山は昨年１２月まで約９年ほどトークライブのイベントに隔月で参加していました。
とても馴染み深いところです。
１０年前にそのイベントにゲストで登壇したことが、奈良での講演や研修依頼のきっかけになり様々な経験をさせてもらっています。自己成長の原点の様な場所です。
今年も奈良県では３ヶ所で講演しました。
ご縁に感謝です。
ではまた。
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