カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です。
今月からスクールカウンセラーとしての１０年目がスタートしました。
通信制・単位制高校である八洲学園高校に勤務始めたのは２０１２年４月から。
当初は梅田キャンパスを担当していましたが、その後堺本校と玉造に開校した大阪中央校も担当させて頂き３校舎を受け持つことになり、現在に至っています。
２０１４年には中学生対象フリースクールの中等部も開設されましたので、カウンセリング対象の年齢層が広がりました。
キャリア教育の一環として支援が必要な生徒へのキャリアカウンセリング授業も年に数回担当しています。
教育セミナーも毎年実施させて頂いています。
学校現場に関わることで心理カウンセラーとしてのスキル、マインドがどれだけ向上したことか。
勤務校は通信制高校ですから小・中学での不登校経験や支援が必要な生徒やその保護者の方々との関わりがとても多くなります。
それぞれが唯一無二でとても多様です。カテゴリーで括ることはできません。
私は開業カウンセラーなので卒業後も繋がりが継続することもあります。
不登校事例だけではなく、発達障害、起立性調節障害、神経症症状、自傷、昼夜逆転、ゲーム依存、SNS含めた対人問題、進路や勉学、家族関係、友達付き合い、恋愛など相談も様々です。そして多くはこれらが複合したテーマになります。
多感でありアイデンティティクライシスが起きやすい思春期。
揺れ動くことは自然なこと。でもそれはとても不安なこと。
自分はこれからどう過ごしていけばいいのか、どう生きていくのか。他者とどう関わればいいのか。
自己確立がままならない時期だけど時間は待ってくれない。立ち止まると遅れる。なんとか歩き出せても、駆け足と言われたらもう付いていけない。
前年度までに１４５人の生徒と７６人の保護者の方々が来室されました。
１６３６回のカウンセリングを実施しました。
継続すれば人数や回数は増えます。
しかし、その一人ひとり、その一回一回がかけがえのない時間だということを常に意識します。
初回の方を迎える時には独特の緊張感を覚えます。
カウンセリングを実施するにあたり、教職員の先生方には大変お世話になっています。
そのサポート無くしてカウンセリングの提供はできません。
カウンセリングへの理解と信頼を頂いていることがスクールカウンセラーの私の大きな支えです。
教職員の皆さんにはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
月並みですが、私自身がカウンセリングを通して学ぶこと、気づかされること、私自身の生き方をブラッシュアップすることが起きています。
９年前、ご依頼があった時お引き受けして本当によかったと思います。
決して若い時に始めたわけではないので、年数が経過することは私自身もそこそこ老います。
定年越えたこのカウンセラーに十代の生徒たちが率直に話し、時には涙流しながら語るなら、そりゃ全力で支えたいと純粋に思うのです。
その思いが私の健康を支えています。
生徒たちが抱える課題や悩みは一朝一夕には片付かないことばかりです。
何をするかは大事ですが、どんな関係になるかがとても大切だとこの間を振り返って思います。
その関係自体が心理カウンセリングだとも言えます。
既に新年度、新たな出会いが始まっています。
１０年目の区切りとして記していますが、日々はこれまで通り一回のかけがえのない大切な時間がそこにあるだけです。
ではまた。
◆INFORMATION◆
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■カウンセリング 6,000円／60分
◇割引回数チケット 30,000円／ 6回
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■カップルカウンセリング 9,000円／90分
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