カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です。
建国記念の日の今日、暖かい大阪です。週末に向かって気温がぐんぐん高くなる予報です。
早春の頃から4月くらいにかけての木の芽時は、精神が不安定になりやすい時期でもあります。
季節の変わり目は気温、気圧などが日内変動や短かい周期で変化しやすく、自律神経系が上手く作用しないことがその原因の一つです。
また、年度末を迎えての社会的変化への緊張や焦り、準備への疲れなども背景にあります。
また冬場の寒い時期は統計上、人が亡くなる数が増えます。家族を失う喪失感を感じられている方も多くおられます。
様々なことが重なると、その人のストレス耐性を超える時があります。心身のケアが必要な時期なんだ、との自覚を持っておく事はメンタルセルフケアの大事な前提です。
家族問題に取り組んでいると、その問題や状況が改善、解決する方策はそのご家族毎に独自のやり方や方法があるんだな〜と思います。
問題に至るその条件や経過はその家族しか持ち合わせていないので、必然的にその解決もそのご家族独自のものになるのでしょう。
人は一人ひとり独自な存在で唯一無二ですが、その最小集団である家族も他の家族とは異なる唯一の集団です。
個々の関係性やそこに働く力のバランス、強弱、耐性、集合性と個別性、感情と理性の分化度などを比較すれば同じ家族など有り様が無いのです。
その独自性の中で、意図するしないに関わらず培われた価値観、信念、文化があります。
そして家族メンバーがこれも自覚の有無に関わらず役割や役目を負っています。
そして時間の流れがあり歴史があります。
何かに苦悩している家族メンバーがいて、そのメンバーのことで苦悩している他の家族がいる。
両方共に支援が必要です。
家族問題に関わる中、複数の家族と面談を行いながら感じるのは、主たるクライエントが入れ替わっているかの様に見えるし、実際クライエントが交替することも起きます。
家族問題にはそんな特性がある中でのこのコロナ禍です。
コロナ禍はその家族関係に少なからず影響を与える環境因子です。
家族によっては少なからずどころか多大な影響を及ぼしているのです。
感染症として罹患した家族があれば直接の大きな物理的影響を被ります。
しかしそうでなくても、感染予防策や自粛による生活変化・行動制約という影響があります。
それは家族メンバー間の価値観の差、不安感の違いを際立たせ、それは家族の絆に傷をつけることにもなります。
コロナ禍でなければその問題は生じただろうか。
世界的感染症対策下の環境要因と共に生じる家族問題に関わる時、類似前例がない中でカウンセラーも手探りで臨みます。
家族だからこそ生じる課題や困難は、家族の中で解決、解消する可能性が高いのですが、家族だけで取り組むというのは逆効果で不適切でしょう。
家族問題に取り組むカウンセラーや心理職が少ないのは支援側の課題です。
心理臨床研究会ではコロナ禍の中でカウンセラーは家族問題を含めどの様に対人支援に取り組んだかについて統計、データも使いシェアしたいと思っています。緊急事態宣言が解除されたなら、ですが。
ここにも影響が。
ではまた。
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