夏の終わりに... 2泊3日の新潟乗り鉄紀行 vol.4 220829④
後閑駅から関越交通のバスに乗り、上毛高原駅に着いたのは13時35分頃。13時46分発のとき321号には何とか間に合いそうです。これを逃したら、1時間待ちになるところでした。よかった・・・あまり時間はありませんが、まずは駅舎と駅前風景を撮影。お世辞にも賑わっているとはいえませんね。駅に隣接してみなかみ町観光センターなるものがありましたが、ここも閑散とした感じ。時間の都合で立ち寄ることはできませんでしたが、残念といった気持ちにはならなかったのが正直なところ。続いて構内を簡単に見てまわります。腐っても新幹線駅ということで、売店や待合室、みどりの窓口など最低限の設備は整っていましたが、私の見た限り、どこも閑古鳥が鳴いていました。週末や観光シーズンは賑わうのかな?グズグズもしていられないので、そろそろホームへ向かうことにします。ここはまだ群馬県内ですが、冬には降雪量も多くなることもあり、ホーム全体を屋根が覆ってしました。ただそのおかげで全体が薄暗く、寂しい雰囲気が一層際立っています。そしてご覧の通り、人影はありません。事実この上毛高原駅は、上越新幹線の中でも利用客が少ない駅として知られ、浦佐駅とともに最下位を争っているのが現状となっているようです。『上毛高原』という駅名ではイマイチどこにあるのかよくわからないため、観光的に不利益を被っているのではという声が上がり、所在町名の『みなかみ』や地域の中心都市の『沼田』、また全国的に知名度の高い『尾瀬』などを含む駅名への改称の動きもあるようですが、地元自治体とJR東日本にはかなりの温度差があるとのことで、この先どうなるかはまだわかりません。個人的には上毛高原という駅名、全然悪くないと思うのですが・・・ まぁいろいろ思惑はありますよね。新潟行きのとき321号は、定刻に入線してきました。車両はE7系。『7』をあしらったと思われるロゴがカッコいい!乗り込んだ車内は意外と混雑していましたが、なんとか空いていた窓側席に腰を落ち着け、一路長岡駅を目指します。このE7系は、2015年(平成27年)の北陸新幹線金沢開業に合わせ投入された比較的新しい車両で、全席にコンセント完備という嬉しい仕様。乗車時間は40分弱とそれほど長くありませんが、ありがたくスマホなどを充電させていただきます。上毛高原駅を発車ししばらくすると、群馬新潟の県境に聳える清水峠を貫くおよそ31kmにも及ぶトンネル群に突入。中でも大清水トンネルは全長22,221mもの長さを誇り、開業当時は世界最長のトンネルだったようです。そんな上越国境を越え越後湯沢駅を過ぎると、車窓には新潟らしい田園風景が広がってきます。防音壁がちょっとジャマではありますが・・・ 静岡にいてはみることのできない雄大な景色を、しばし堪能します。駅前に当地出身の元総理大臣田中角栄氏の銅像が立ち、『政治駅』とも目される浦佐駅を発車すると、10分ほどで長岡駅に到着。今回のワープにあたり、浦佐駅も下車駅の候補の1つにはなっていましたが、この先の接続等を考慮し、訪問は見送ることにしました。上毛高原駅同様あまり利用者のいない駅ということで、ぜひとも一度降りてみたい駅ではありましたが、いずれその機会も訪れるハズ。次回以降にまわすことにしましょう。せめてもということで、浦佐駅の駅名標です。そしてやってきた長岡駅。在来線では何度か来ていますが、新幹線では初めての訪問です。長岡駅の特徴としては、線路も架線も張られていないこの謎の空間。ホームの形状としては島式となっており、必要になれば増築などをせずすぐに使用可能な構造で、これは青森から大阪までを結ぶ日本海縦貫新幹線(羽越新幹線)を通すという計画があったためといわれています。残念ながらその構想は現在でも全く進展はなく、ほぼほぼ実現線不可能な『夢物語』の域を出ないものとなってしまっていますが、もしかしたらここが重要な結節点になっていたかと思うと、感慨深いものがあります。長岡駅からは再び在来線に乗り換え、新潟駅方面へと向かうことにします。