五能線の起点となる川部駅を7時03分に発車。

 

結局ここからも、地元の方と思われる年配の女性2人が乗ってくるのみで、相変わらず車内は閑散としたままです。おそらくこれから先は混雑することはないでしょう。週末ということでちょっと心配していましたが、思い過ごしだったようでひと安心です。

 

こちらは7時10分到着の林崎駅

 

 

左右を見ると、右にりんご畑、左に岩木山というなんとも青森らしい駅でした。

 

 

 

そして次の板柳駅

 

 

まさにりんご一色といった感じです。

 

 

駅舎もイイ雰囲気が漂っていますね。

 

列車は津軽平野をのんびりと進み、沿線最大の街五所川原市の中心である五所川原駅までやってきました。

 

ここでは27分もの長時間停車。例によって、外へ出ていろいろ撮影することにします。

 

 

 

しばらくすると、深浦発の反対列車が入線してきました。

 

 

そして跨線橋の向こうには本州、いや今となっては日本最北の私鉄として知られる津軽鉄道の車両が見えます。

 

 

冬にはストーブ列車、さらに今の時期には鈴虫列車を運行するなど、血の滲むような営業努力をし、今でも元気に津軽路を走っている津軽鉄道。残念ながら今日は素通りしてしまいますが、近いうちに絶対に完乗しにやってきたいと思います。それまで、しっかり営業頼みますね!

 

時間はたっぷりあるので、改札の外へも出てみます。

 

途中には津軽鉄道の出口。

 

 

およそ現役で営業中の駅とは思えない雰囲気で、これがまたたまりません。私は特に懐古厨ではないと思っていますが、『良いものは良い!』素直にそう思います。

 

JR側と津軽鉄道側双方の駅舎も撮影。

 

 

 

そして駅前はこんな感じです。

 

 

他の街では必ずある電線や電柱は見当たらず、とてもスッキリしています。夏の風物詩である立佞武多のため、そういったものはすべて地中に埋められているとのこと。この取り組み、ホント素晴らしいと思います。

 

なかなかに充実した時間を過ごし、車内へ戻ります。同一列車とはいえ10分以上の停車ということで、マイルールに則り見事訪問駅認定となりました。

 

そして定刻になり五所川原駅を発車。結局ここでも特に大きな動きはなく、進路を西へ向けのんびりと進んでいきます。

 

そして鯵ヶ沢駅到着の前に、ようやく待望の日本海が見えてきました。

 

 

 

ここからは基本的に終点の東能代駅までは日本海に沿って行く形になり、残り2時間余り、好天も相まって、その雄大な風景を存分に楽しむことができそうです。

 

ちなみにここでの停車時間は8分。残念ながら訪問駅認定とはならずでしたが、そんなことはもはやどうでもいいと思えるくらいに気分は高揚しています。

 

車内を見渡すと、私の乗る車両(2両め)はいつの間にか貸し切り状態になっていました。

 

そしてこちらは景勝として知られる千畳敷

 

 

 

実はここにはクルマで一度来たことがあります。あれは確か初めて大掛かりなひとり旅をした2004年(平成16年)の11月だったハズ・・・ が当時の記憶はほとんど思い出せません。あれから早19年、月日の流れるのは残酷ですね。もうすっかりおっさんになってしまいました。

 

なんてセンチメンタルに浸っても仕方ありませんよね。まだまだ五能線は半分にも来ていません。これから先も、しっかり満喫しようと思います。