9月20日(水)

 

今日はかなりの強行軍。始発列車で只見線を完乗した後は新幹線で山形県に入り、同県に唯一残る未乗路線左沢線を終点まで往復した後、さらに仙台まで行く予定となっています。今後の行程も考慮し、今日の宿泊地をどこにするかは非常に迷いましたが、明日三陸地方に残る未乗BRT区間を制覇するには、仙台で泊まるのが最適といえるでしょう。昨日に続く新幹線の利用で、またまた余計な出費が嵩むのはちょっと懐に響くものの、中途半端になって改めて出直すよりは余程効率的・・・ なんてコトを自分に言い聞かせ、まだ夜も明けきらぬ未明の小出駅から、今日一日が始まります。

 

 

 

人気はまったくなく、明かりだけが煌々とあたりを照らすさまは、ちょっと不気味ですね。おそらく二度と泊ることはない小出駅前のホテルに別れを告げ、改札内へと入ります。

 

ちなみにこちらが只見線の時刻表。

 

 

一日わずか5本。会津若松まで向かう列車に至っては3本のみという、超閑散路線となっています。今回初乗車ですが、きっとこれが最初で最後になるでしょう。それくらい完乗が困難な只見線を、しっかり満喫しなければなりませんね。昨夜は早く寝たおかげで睡眠もバッチリ! 絶対に寝ないようにしようと思います。

 

跨線橋を通り、只見線発着ホームへ。

 

 

そして終点の会津若松駅までの、およそ5時間を共にする相棒とご対面。

 

 

驚いたことに、2両編成でした。運転士さんに確認すると、終点まで2両で向かうとのこと。昨年10月の運転再開以来、混雑することも多いと聞く只見線ですが、今日は平日のしかも青春18きっぷのシーズン外。2両であれば、余程のことがなければゆったり過ごすことができるでしょう。

 

 

駅名標を撮影し、乗り込んだ車内で発車を待ちます。

 

 

定刻間近になり1人やってきましたが、結局乗客は私も含めたったそれだけ。2両の車内に2人の乗客と2人の乗務員を乗せた始発列車は、定刻の5時36分に小出駅を発車しました。

 

 

山岳路線でもある只見線ですが、発車後しばらくは平凡な風景が続き、こまめに駅に停車していきます。といってもアナウンスが流れるだけで、降りる客も乗る客もいませんが・・・ ただ5時46分到着の越後広瀬駅からは1人が乗車。見た限り、地元の方のようで同業者ではなさそうです。ということは用事があって乗ってるのかな? 結局それ以外に乗客の動きはなく、新潟県側最後の駅である大白川駅では、『12分停車します』とのアナウンス。

 

12分ということは、マイルールに則り訪問駅に認定ですね。

 

さっそくホームに出ていろいろ撮影します。

 

 

 

隣には、当駅始発の小出行きがいました。

 

 

なんか兄弟みたいw 個人的にはお気に入りのアングルです。

 

 

 

駅舎は意外なほど立派。魚沼市入広瀬自然活用センターとの合築とのことで、蕎麦屋も入居中。もちろん営業時間外でしたが、こうしたところで蕎麦をすするのも、旅の楽しみといえますね。

 

それにしても全体がイイ雰囲気。気分もよくなったところで車内に戻り、発車時刻を待ちます。