定刻の5時48分に地下にある淀屋橋駅を発車。

 

しばらくは地下区間を走りますが、2駅先の天満橋駅を過ぎるとようやく地下から地上に出て、朝の大都会大阪の前面展望を楽しめるようになります。

 

 

・・・が結局昨日の疲れのせいか、出町柳駅到着までのほとんどの区間を爆睡して過ごす結果になりました。せっかくの前面展望なのに、なぁにやってんだか。ていうか目を覚ましたのはホントに出町柳駅到着直前で、乗客のほとんどはそれまでに下車したと思われ、起きたときに周りに誰もいなかったのは若干の恐ろしさすら覚えました。

 

そんなわけで出町柳駅です。

 

 

 

1面2線の地下駅で、地上へ出ると叡山電鉄出町柳駅と連絡しています。

 

 

その叡山電鉄には叡山本線鞍馬線の2路線がありますが、記憶が正しければ両方ともまったくの未乗だったハズ。ずっと前から、いつか乗ろう乗ろうと思ってはいるものの、結果としてなかなか足が向かないままになってしまっています。今回もこのままスルーしますが、近いうちに必ず全線制覇、いや全駅制覇をしたいなと思います。

 

現在時刻は朝の7時。今日は京阪大阪メトロの乗り鉄旅を楽しむ予定ですが、せっかく早起きしてここまで来たのに、このままただ引き返すのはあまりにももったいない。そう思い、少し周囲を散策してみることにしました。

 

地図を見ると、ここからそれほど離れていないところに、世界文化遺産下鴨神社があります。混雑が何よりも苦手な私ですが、いくら世界遺産といえど、この時間帯はそれほど混雑していないでしょう。ということで、少し足を延ばして下鴨神社へと行ってみることに。

 

 

 

京都市は観光都市であるとともに、人口140万を超える大都市でもあります。この時間帯は、市街地へ向かうクルマや、自転車を必死に漕ぐ学生やサラリーマン・OLなどがとても多く、いつも見る姿とはまたひと味違った『大都市』としての京都市の一面を垣間見ることができました。当たり前だけど、『京都も普通の街なんだなぁ』と、改めて思い知った次第です・・・

 

そしていよいよ下鴨神社

 

 

ちなみにこの下鴨神社というのは通称であり、正式名称は『賀茂御祖(かもみおや)神社』とのこと。京都に数ある神社の中でも特に創建が古い神社で、旧社格は官幣大社世界文化遺産に相応しく、本当に由緒ある神社のようです。

 

 

 

 

 

参道に広がる糺の森を抜け、ついに本殿へ。道中も河合神社などの摂社があり、境内は想像していた以上に広大でした。

 

そして本殿に参拝。早朝のため御朱印はいただけませんでしたが、これは仕方ありませんね。

 

急遽思い立ち、まったくの予備知識ゼロの状態でやってきた下鴨神社。さすが世界文化遺産! と思えるほどの規模や美しさで、素直に来てよかったなと思いました。

 

その後はのんびりと来た道を引き返し、出町柳発7時57分発の淀屋橋行き特急に乗車。大阪方面へと戻ることにします。