亀山発10時10分の鳥羽行き普通列車に乗り、名松線が分岐する松阪駅を目指します。

 

充当されるのはこちら。

 

 

パッと見は313系電車にしか見えない、キハ25形気動車です。

 

ロングシートなのは残念ですが、まだまだ新しい車両とあって車内は快適そのもの。乗り心地もよく、ゆったりとした気持ちで松阪駅までの時間を過ごせそうです。

 

そういえば亀山発の紀勢本線に乗るのも数年ぶりでかなり久々ですが、前回は単行の気動車だったような気がします。いくら近鉄王国の三重県とはいえ、まがりなりにも県庁所在地である津駅に乗り入れる列車が単行とは、と到底信じられない変な気持ちになったのを覚えています。まぁ他にも、先月行った山口駅四国松山駅にも単行気動車が乗り入れるのを知った今となっては、格別驚くようなことではないのかもしれませんが。

 

列車はおよそ15分で津駅に到着。ここで快速みえ3号に追い抜かれます。

 

その間を利用し、名物?ともいえる駅名標を撮影。

 

 

いやぁいつ見ても『?』にしか見えませんね。見ると必ず写真に撮る、私のお気に入り珍スポットの1つといえます。他には・・・ ちょっと思い当たりませんがw

 

7分ほど津駅で停車した後、再び鳥羽駅に向け発車。そして津駅から2駅先の高茶屋駅では、数名を残してほぼ全員が下車していきました。そのほとんどが春休みを謳歌しているであろう若者たちでしたが、理由は明らかで、すぐ近くにある『イオンモール津南』へ行くのでしょう。私も三重在住時、何度かお世話になりました。規模も大きく、いつもかなりの賑わいを見せていたのを覚えています。

 

列車はさらに進み、目的の松阪駅には、定刻の10時57分に到着。予定通り、ここで下車します。

 

 

ここも何度か訪れた懐かしい駅。なんだか完全にセンチメンタルジャーニーになっちゃってますね。

 

 

国鉄色溢れる武骨な駅舎が相変わらずイイ感じです。

 

特にすることがないのでホームへ戻ると、紀伊勝浦行きの特急南紀3号が入線してきました。

 

 

 

ここから乗り込む客は意外と多く、20名ほどはいたでしょうか。JRの在来線特急に乗る機会はあまりないので、羨ましい限りです。

 

松阪駅で30分ほど時間をつぶし、やっと名松線の発車時刻が近づいてきました。

 

 

JR東海一の過疎路線である名松線に乗るのは今日で2回めですが、おそらくこれが最後かな? 沿線に主要な観光地なども皆無で、さすがに余程のことがなければ足は向かないでしょう。

 

そんな名松線の単行気動車は、定刻の11時30分になり4人を乗せて松阪駅を発車。見た限りでは、地元の乗客と思われるのは1人だけ。それ以外は同業者のようでした。

 

それでも4駅先の一志駅では、近鉄大阪線川合高岡駅からの乗換客と思われる多く(それでも7~8人ほどですが)の乗車があり、車内はそれなり賑わいを見せ始めます。ただ私はといえば、さすがに3時半起きということで睡魔に完全に負け、しばし爆睡することとなりました。終点まではあとおよそ1時間。眠りながら過ごすにはちょうどいい時間といえるでしょう。眠りながら、伊勢奥津駅を目指すことにします。