3月15日(水)

 

『まるで桃鉄』を遊び倒す2日めの今日は、一気に三重県まで南下しようと思っています。当然三重県内にも多くのチェックポイントとなる駅が点在しており、可能な限りそれらを巡るつもりです。そしてそのスタートは、高山発4時44分の岐阜行き普通列車。この列車はJR東海管内で最も早く出る始発として知られており、その出発があまりにも早すぎるせいか、途中下呂駅までの区間は無人駅などの小駅は通過する、特急ひだと同じ停車駅の『快速』仕様の大変乗り得なものとなっています。ただこの列車、今春のダイヤ改正では廃止される旨の発表が既にあり、運行日も今日を含めて3日を残すのみとのこと。こうした無くなってしまう列車に群がる、いわゆる『葬式鉄』を気取るつもりはさらさらありませんが、せっかくなので行程に組み込むことにしたわけです。ちなみにこの列車こそ廃止になってしまいますが、代わりに運行間隔が空く昼の時間帯の列車を増発するという発表を同時に行っており、ただ廃止するだけではないというJR東海の姿勢は、とても好感が持てるものではないかと個人的には思っています。

 

ということで昨日にも増して早朝からの活動となり、まだまだ深夜の趣を色濃く残す4時20分に、一夜を過ごしたホテルをチェックアウト。歩いて数分のところにある高山駅へと向かいます。

 

こちらは裏口にあたる西口。『白山口』という愛称が付けられており、昨日の東口(乗鞍口)同様とてもキレイに整備されています。

 

 

春の気配も近づく3月中旬とはいえ、豪雪地帯飛騨高山ということで寒さを警戒していましたが、驚くほどに暖かく、若干拍子抜けしてしまうほど。昨日市内を見てまわった際も雪はまったく残ってなく、例年に比べ今年はどうやら暖冬だったようです。まぁ、私としては寒くないに越したことはありませんからね。幸運に感謝です。

 

構内へ入ると、驚いたことに既に何人かがシャッターの開くのを待っていました。

 

 

 

でも雰囲気から察するに、葬式鉄ではなさそうですね。春休みを利用した旅行者のグループのようです。このなんとなく同業者というのがわかってしまう感じ、正直あまり嬉しくない感覚ですが、これは鉄道系Youtberの第一人者スーツさんも何かの動画で言っていました。行動とか持ち物とかでわかっちゃうんですよね・・・ 私もきっと同じように見られていることでしょうw

 

改札を抜けホームへ降りると、待望のクロスシート車が発車を待っていました。


 

さっそく車内に乗り込み、発車を待ちます。

 

そして待つことおよそ10分、定刻の4時44分に遥か先岐阜駅に向け出発です。ざっと見渡した限り、2両編成の車内には10名ほどが乗っていました。意外と多いなというのが正直な感想。この中で毎日の定期利用の方はいるのかな? もしいるとしたら改正後は大変ですが、たぶんいないでしょう。

 

さて、せっかくのクロスシートとはいえ車窓はまだまだ漆黒の闇の中。今朝は3時半に起きたこともあり、当然のように寝不足です。しばらくは、適度に揺れる快適な車内で眠ることにしましょう。