2023年1月下旬、いつものようにテキトーに鉄道関係のネット記事を見ていると、驚きのニュースが目に止まりました。それは他のJR各社とは異なり、イベントや観光などにはあまり積極的ではない、ある種孤高の存在ともいえるJR東海が、あの人気ゲーム『桃太郎電鉄』とまさかのコラボ企画を行うというものでした。
 

桃太郎電鉄といえば、学生時代から友人たちと幾度もなく遊んだゲームであり、もはやそれで日本地理や名産物を覚えたといっても過言ではないといえる、私にとっては非常に思い入れの深いゲームです。

 

果たしてどんな内容のものなのか・・・ あまり期待過ぎても、そうじゃなかった時の落胆が大きいので、とりあえず初めて見ることにしましょう。

 

ゲームエリアは、新幹線との兼ね合いから一部区間外にハミ出しているものの、基本的にはJR東海管内のすべての路線。そこにチェックポイントとなる駅が点在しています。一目見て、『これは面白そう!』と思える内容でした。

 

ただやろうとは決めたものの、その後はなにかと理由をつけてスタートを先延ばしにしてしまい、気付くと3月に入っていました。このゲームは、3月末までで終了してしまいます。これ以上は遅らせることはできない。そう思い、公休を利用し高山市内のホテルを予約。青春18きっぷの効力を最大限活用し、愛知岐阜三重を重点的に巡ることにしました。

 

というわけで3月14日(火)。

 

当日は4時に起床し、身支度を整え5時過ぎに自宅を出て、静岡駅へ向かいます。

 

3月に入り、私が住む静岡は一気に暖かくなってきましたが、雪国である飛騨高山はどうだろう。予報では雪の心配はなく、2日間とも晴れの予定。そうなるように心から願います。

 

およそ20分で静岡駅に到着。

 

 

まだ深夜の雰囲気ですね。

 

コンコースでは、今年の大河ドラマ『どうする家康』の記念館をしきりにアピールしていました。

 

 

このドラマについては、各方面から賛否両論(否の方が多い?)の声が上がっていますが、私は見続けることに決めました。いろいろな場面で『ん?』と思うことはあるものの、大枠のストーリーとしては面白いのではないかと思っています。

 

旅の第一走者は5時29分発の岐阜行き普通列車。

 

 

長躯岐阜までを一気に駆け抜ける、1日1本の長距離列車です。最近は5時ちょうど発の始発浜松行きに乗ることが多かったので、これに乗るのはかなり久々。静岡地区には珍しく転換クロス車が充当されており、『汽車旅』の始まりとしては、申し分ないものといえるのではないでしょうか。

 

発車5分ほど前になり、ようやく入線してきました。

 

 

この列車は長い間、一世代前の311系が充当されていたと記憶していますが、しばらくご無沙汰しているうちにいつの間にか313系に変わったようですね。

 

まぁそんなことは大して重要ではありません。『転換クロス』であれば、それでOKです。

 

定刻の5時29分になり、静岡駅を発車。これから2日間、思う存分桃鉄の旅を楽しもうと思います。