雪の舞う上山口駅のホームで待つことおよそ20分、やってきた13時10分発の列車に乗り込みますが、この列車は次の山口駅が終点。暖かい車内でホッと一息つく間もなくすぐに山口駅に到着し、向かいの新山口行きに乗り継ぎます。嬉しいことに接続はしっかり考慮されているようで、わずか4分の待ち合わせで山口駅を発車。

 

このまま新山口駅まで乗り通しても良かったですが、市内観光を諦めたこともあり、かなり時間に余裕があります。

 

ということで、1つお隣湯田温泉駅で降りてみることにしました。

 

 

ここにもレトロ調の駅名標がありますね。

 

 

 

湯田温泉駅は、その名の通り、山口県を代表する温泉の1つである湯田温泉の最寄駅。あまり温泉街が存在しない山陽路にあっては、繁華街や歓楽街なども有する随一のものとなっているようです。

 

ここには特急もすべて停車し、私の訪問時もそれなりの賑わいを見せていました。

 

 

温泉の玄関にふさわしく、駅前には足湯も完備されていましたが、そんなものにはまったく興味の無い私は、面白いキツネのオブジェを撮影するのみで構内へ戻ります。

 

そして湯田温泉発14時ちょうどの列車に乗り、新山口駅には14時19分の到着。

 

 

次に乗るのは、これまた初乗車となる宇部線の14時45分発の宇部行き普通列車。これでまずは宇部線を完乗する予定ですが、その空き時間を利用し明日の津和野駅までの指定席特急券を購入します。

 

私の持つ山口セントラルパスは、別途特急券を購入すれば特急にも乗車可能ということで、明日はこの制度をしっかり利用されてもらおうと思います。往復\3,000の出費は少々痛いものの、改めて出直すよりは余程効果的というもの。たまには特急もアリでしょう。

 

ホームへ戻ると、すでに宇部線列車は入線済み。

 

 

 

車内は残念ながらロングシートでした。でもこればかりは仕方ない。初めての宇部線をしっかり堪能しようと思います。

 

列車は定刻に新山口駅を発車し、住宅街の中をひたすら走り、宇部駅を目指します。それにしても景色は単調そのもの。寝てはダメだと自分に言い聞かせるものの、睡魔の魔力には到底敵うはずもなくあえなく爆睡・・・

 

結局半分くらいの区間を寝て過ごしてしまったものの、なんとか全線完乗は達成することができました。

 

ということで宇部駅

 

 

そしてこちらは駅前風景ですが、探し方が悪かったのか、どこを見ても駅名標を見つけることはできませんでした。

 

 

その後すぐに折り返し、今夜のホテルのある宇部新川駅には16時06分の到着。

 

 

 

 

少し早いですが、今日はこれで切り上げようと思います。

 

ちなみにホテルはこちら。

 

 

駅の目の前なのは素晴らしいですが、外観がちょっと・・・ 昨年9月の大曲の悪夢が頭をよぎりつつ、覚悟を決めてチェックイン。ですが結果的に心配は杞憂に終わりました。内装に関していえば、古さこそ感じるものの清潔に保たれており、設備もキッチリ整っていました。いやぁひと安心ですね。もうあんな思いは二度としたくありませんから。

 

その後は少し離れたトライアルまで散歩し、隣接して建つココイチで少し早めの夕食。旅先で全国チェーンのお店に入るのは私のポリシーに反しますが、徒歩圏内にめぼしいお店がなかったので諦めることにします。冒険して失敗するよりは余程いいでしょう。

 

そんなわけで2日めもこれにて終了。真冬の山口乗り鉄紀行も、残すところあと1日となりました。

 

明日も早朝から行動する予定です。万全の体調で迎えるべく、早めに就寝することにしましょう。