掛川駅を定刻の5時56分に発車し、終点豊橋駅を目指します。

 

6両編成の車内は最初のうちはガラガラでしたが、駅に停車するごとに乗客はどんどん増えていき、通勤通学客で満杯の状態で豊橋駅には定刻の6時56分に到着。そしてそのまま反対ホームに停車中の6時59分発の大垣行き快速に乗り継ぎます。接続時間わずか3分ということで、あまりにも混雑がひどいようなら1本見送ろうとも考えていましたが、無事進行窓側の席を確保。豊橋駅発車時点で窓側は完全に埋まり、一部通路側にも座っている状況だったでしょうか。幸い今のところ私の隣には誰も来ていませんが、それも時間の問題で埋まってくるハズ。こうした状況を見ても、コロナ禍からは脱却しつつあるように思えます。いつまでもコロナコロナじゃ、何も進みませんからね。個人的にはマスクだけはしばらく必要とは思っていますが、時代は完全に『with コロナ』へとシフトチェンジしていくべきでしょう。

 

日頃の疲労もあり、停車の衝撃でたびたび目を覚ますことはあったものの、ほぼほぼ爆睡して過ごし、名古屋駅での大量下車のザワザワでようやく頭もスッキリしてきました。この先の大垣駅米原駅での乗り換えは意外に億劫なこともあり、名古屋駅から先は新幹線でもいいかなとも思っていましたが、車内もだいぶ空いてきたのでこのまま乗り通すことにします。やはり18きっぷ旅では、余計な出費は極力避けなければ本末転倒になってしまいます。

 

大垣駅での乗り継ぎでも無事窓側を確保し、米原駅には9時16分の到着。静岡駅を出発しておよそ4時間、ようやくここまでやってきました。といってもほとんどの区間で寝ていたこともあり、それほど長くは感じなかったというのが正直なところかな。そしてここから先は、JR西日本の区間。いよいよ旅も本番になります。

 

 

 

米原駅からは9時23分発の加古川行き普通列車で、石山駅へ向かいます。JR西日本といえば、特急並みの停車駅の少なさで京阪神を爆走する新快速があまりにも有名ですが、末端のこの区間は1時間にわずか2本の設定のみ。大垣からの列車への接続はあまり考慮されていません。昔はこんな少なくなかった気がしますが・・・ まぁいろいろと事情は変わる物。仕方ないですね。

 

ご自慢の転換クロスシートに揺られ『琵琶湖線』をひた走り、石山駅にはちょうど1時間で到着。予定通りここで下車します。

 

 

 

石山駅といえば、個人的にはなんといってもこの青く塗られた地面。

 

 

それも一部ではなく、改札前の広場全体が真っ青です。

 

 

そしてその先にひっそりと建つ松尾芭蕉の像。ここ大津を気に入り一時滞在していたとのことで、市内には芭蕉所縁の地もいくつかあります。そんな旅の先達でもある芭蕉翁にご挨拶をし、いよいよ旅のスタート。今回のテーマでもある御朱印を求め、まずは京阪石山坂本線沿線を巡ろうと思います。

 

 

JRに隣接する京阪石山駅でフリーきっぷを購入・・・ の前に駅前にある定食チェーン『宮本むなし』で少し早めのランチをいただきます。時刻はまだ10時半ですが、なんと営業は朝7時から。ありがたく利用させてもらうことにします。

 

野菜炒め定食で満腹になり、再び駅へ。

 

 

 

京阪石山発11時08分の石山寺行きに乗り、まずは1駅隣の唐橋前駅へと向かいます。