早朝からいくつかの路線に乗り、JR土讃線琴平駅までやってきたのが10時41分。さぁこの旅2回めの骨付鳥だとホームに降り立つと、そこには観光列車『四国まんなか千年ものがたり』が停車していました。

 

この列車は『おとなの遊山』をコンセプトに、景勝地として知られる土讃線多度津駅大歩危駅間を運行、高い人気を博しているようです。運行日は基本的に金土日曜とのことで、今日はまだ平日(金曜)ですが、乗車率は見た限りではあるものの、かなり高かったように思います。

 

個人的にはこうした観光列車に乗るのはあまり好きではないですが、いち鉄道ファンとして、純粋にレア車両には惹かれます。そんなわけで、巡り会えた幸運に感謝し撮影スタート。

 

まずは前から・・・

 

 

そして後ろから。

 

 

四国まんなか千年ものがたりに別れを告げ、改札の外へ。

 

観光地の玄関にふさわしいキレイな洋風建築で、国の登録有形文化財にも指定されているとのこと。

 

 

駅前からはまっすぐに参道が延びています。

 

 

駅前には『四国鉄道発祥之地』と記された車輪が展示されていました。

 

 

琴平駅の開業は1889年(明治22年)。ゆうに130年を超える歴史を持っており、当時からの『こんぴらさん』需要の高さを窺い知ることができます。

 

参道を少し歩くと、琴電琴平駅を発見。

 

 

こちらは和風様式の駅舎となっています。各々の対比も、なかなか興味深いものがありますね。

 

ちょうど列車が停車中ということで、川越しにその様子を撮影。

 

 

帰路はもちろんこちらに乗り、高松方面へと向かう予定です。

 

さらに少し歩き、お目当ての『田中屋』に到着。

 

 

やはり有名店のようで、先客が1名いました。ほどなくして開店時間を迎え、入店します。

 

昨日に続き、昼食は2日続けて骨付鳥となりましたが、どちらのお店の骨付鳥もとても美味しく、じゅうぶん満足できました。わざわざ来たかいがあったというものです。

 

満腹になり、引き返します。予定を変更し、こんぴらさんへの参拝をとの考えも一瞬よぎりましたが、今日はこの後静岡まで帰らなければなりません。時間の都合もあり、琴電琴平駅へ急ぎます。

 

 

 

琴電琴平発11時42分の高松築港行きに乗り、一気に片原町駅を目指します。

 

この琴平線は、3路線あるコトデンの中で最も主要な、いわば本線格といえる路線で、線路規格・輸送量・路線長のすべてにおいて別格の規模を持っています。そんな敬意を表すべき存在である琴平線ですが、発車した瞬間の記憶こそ残っているものの、その後は旅の強敵睡魔に負け、不覚にもほとんどの区間を眠って過ごしてしまうという、非常に残念な結果となってしまいました。適度な揺れや長旅の疲れ、睡眠不足などさまざまな悪条件が重なり、何とも不完全燃焼な形になってしまいましたが、とにかく完乗達成です。私と同じ乗り鉄の中には、寝てしまった区間は乗車区間とは見做さず乗り直すなど、厳しいマイルールを自身に課しているストイックな方々もいるようですが、私はそこまでこだわるほどではありません。『コトデン完乗』という事実のみを大切にしたいと思います。

 

そしてこちらが片原町駅

 

 

 

 

同名の商店街に直結し、雑多な印象で、とても活気に溢れていました。駅周辺全体がレトロな感じで、この雰囲気、かなり意外でした。高松にもこんなところがあるんですね。

 

片原町駅訪問を済ませ、起点の高松築港駅へ。高松築港駅まではわずか1駅、距離にして800mしか離れていません。こんな短距離の乗客など私しかいないと思っていましたが、驚いたことに他にももう1人いました。フリーきっぷを持つ私はともかく、1駅でも当然運賃がかかるわけで、大富豪か何かでしょうか。そんなきちんとした身なりのご老人とともに列車に乗り込み、高松築港駅に戻ってきました。

 

 

これから静岡へと長躯クルマを走らせ帰らなければばりません。ただその前にもう少しだけ高松、そして四国を楽しもうと思います。