鶴橋駅でひのとりから下車し、大阪環状線内の未訪問駅に立ち寄りつつ昼食を求め彷徨うことにしました。
まずはお隣桃谷駅。
いろいろ飲食店はありますが、心動かずここはパス。続いて寺田町駅へ向かいます。
うーん、先ほどの桃谷駅同様いくつか候補はあるものの、イマイチここだという店が見つかりません。結局もう1駅隣の天王寺駅まで行ってみることにしました。
天王寺駅は、JRにおける大阪南部のターミナル。道路を隔てた向かいには、日本一の高さを誇るあべのハルカスを擁す近鉄南大阪線のターミナル大阪阿部野橋駅もあります。ここなら必ず何かあるハズ、絶対に食いっぱぐれることはないでしょう。
まずは適当に周囲を散策。
選択肢が多すぎていろいろ迷いましたが、結局JR天王寺駅の駅ビル『天王寺ミオ』内のちょっと高級そうな洋食店で昼食。味はかなり良かったもののランチタイムにもかかわらず値段は\1,500以上と、かなり高めでした。
未訪問駅は2駅のみの制覇にとどまり若干消化不良気味ではありますが、満腹にもなり、そろそろ今夜のホテルがある和歌山県田辺市へ向かおうと思います。
天王寺発14時55分の紀州路快速に乗り、和歌山駅へ。この紀州路快速、転換クロスシートなのは良いのですが、シートが1列+2列の3列仕様と、他路線を走る車両よりも着席定員が少なくなっています。今回は幸いにも問題なく着席できましたが、こうしたこともあり毎度乗る際には座れるかどうか気になってしまい、正直あまり好きな車両ではありません。
と言っても座ってしまえば快適そのもの、早朝からの疲労もあり和歌山駅までの1時間強、ほとんど眠って過ごしてしまいました。
和歌山駅には16時07分の到着。和歌山市は御三家紀州藩の城下町で、いろいろ見どころの多い街ですが、今回は何もせず素通りし、16時21分発の御坊行き普通列車に乗り継ぎます。
御坊行きも転換クロスシート完備の4両編成。余裕をもって乗り場に並んでいたので、悠々窓側席を確保できましたが、発車時点でもあまり席は埋まらず、県都和歌山市を出る列車の割には少し寂しい気がします。
終点御坊駅到着は17時23分。2分後に接続する列車に乗り継げば18時過ぎには今日の目的地紀伊田辺駅に辿り着けます。ただここ御坊駅からは、鉄道ファンであれば無視できない、とても興味深い路線が延びています。その名は紀州鉄道。紀州などという大仰な名称が付いていますが全長わずか2.7km、国内の全鉄道路線の中で2番目の短さを誇る鉄道路線です。詳細は記しませんが、本業は不動産やホテルを営む東京の企業という、他に類を見ない特徴があります。私は一度全線に乗車済みですが、せっかくなので終点西御坊駅まで往復することにしました。
単行の気動車の運行。往路は私を含め乗客2名、復路はわずか4名でした。夕方の退勤時にこの客数、正直輸送手段としての使命は終えているような感もありますが、現在のところ廃線の話は特に出ていないようです。これには前述の特徴が、大いに関係しています。
それでも西御坊駅から先、日高川駅までの区間は1989年(平成元年)に廃止され、わずかに延びる線路がその面影を残しています。
千葉県の芝山鉄道が開業するまでは、日本一短い鉄道路線だったことを記す案内板。
歴史を感じさせる木造駅舎。この雰囲気、とても味があります。わかる人にはわかるでしょう。
再び御坊駅へ戻り、18時28分発の普通列車で紀伊田辺駅を目指します。
ご覧のように車内はガラガラ、景色の良い区間なのにロングシートなのが残念です。
終点紀伊田辺駅には19時10分の到着。
予約したホテルは駅の目の前。チェックインを済ませ、長く充実した1日が終わりました。




















