熊谷駅を定刻11時35分に発車、しばらくは市街地や住宅地の中を進んでいきます。

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珍駅名で知られる『お前だ!』もとい小前田駅を過ぎ、30分ほどで東武東上線JR八高線と接続する寄居駅に到着。ここから先、終点三峰口駅までは未乗区間となります。

車窓風景も今までとは一変し、だんだんと山が迫り田舎の雰囲気が増してきます。長瀞皆野秩父など2年前にはお馴染みだった懐かしい響きの駅名が続き、13時14分に終点の三峰口駅に到着です。3両編成のこの列車、終点まで乗り通したのは私を含め5名ほどで、そのいずれもが観光客風の出で立ちで、おそらく地元民はいなかったように思います。

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数少ない乗客も思い思いに撮影をし、各所へ散っていきました。

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なかなか趣のある木造駅舎で、このあたりの風景ともよく合っています。個人的には鉄道むすめ『桜沢みなの』はジャマな気がしますが・・・

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構内は留置線が多数ありとても広く奥には転車台もあり、SLパレオエクスプレスの運転日にはそれを利用した機回しも行われるようです。また、駅名からも分かるように三峰神社の玄関口でもあり、いずれ機会があれば参拝してみたいなと考えています。

その後は適当にのんびりとくつろぎ時間をつぶし、およそ20分後の13時35分発の影森行き普通列車に乗り、今来た道を引き返します。

列車に合わせて到着したバスからの乗換客で往路よりも乗客は多く、・・・といっても3両で20名ほどでしたが、車内はそれなりに賑わっていました。

終点影森駅には13時51分の到着。ここから先へ進むには約15分待たされます。あと1駅でこれから乗車予定の西武秩父線との乗換駅である御花畑駅というのに、思わぬ足止めを食らいます。おそらく車両運用の都合で、仕方ないこととはわかっていますが、私以外にも乗換客はいたようで、不満を漏らす声がちらほらと聞こえてきました。

ただ待っていても仕方ないので待ち時間を利用し撮影タイムに突入。

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地下道を抜けると簡素な駅舎が姿を現します。1面2線の島式ホームのみで、利用者も多いわけではなく、それほど大きな規模の駅でもありませんが、後になって調べてみると、多くの列車がこの駅止まりで、羽生方面と三峰口方面への行き来には乗り換えが必要なことが多いとのことでした。

発車時刻が迫り再び構内へ、そし14時05分発の羽生行きに乗り1駅、御花畑駅で下車します。

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駅自体の規模はそれほど大きくありませんが、前述の通り西武秩父駅との乗換駅で徒歩5分ほどで連絡しており、市名を冠した隣の秩父駅よりも乗降客数は多くなっています。また副駅名として芝桜駅が設定されています。駅名標は正式名の御花畑駅よりも副駅名の芝桜駅のほうが目立っており、デザインも芝桜をイメージしたものとなっていました。

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西武秩父駅までの道のりはきれいに整備され、行政なのか鉄道会社なのかはわかりませんが、観光への力の入れようが伝わってきます。

今年(2017年)4月オープンの複合型温泉施設『祭の湯』の前を通り過ぎ西武秩父駅へ。

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ここからは西武秩父線に乗り、東京方面へと向かうことにします。