7月27日(木)

夏の青春18きっぷのシーズンが始まり仕事もひと段落したこの日、埼玉在住時からの念願?だった秩父鉄道の未乗区間である寄居三峰口間を含む全線完乗をしてきました。ついでに秩父から延びる西武秩父線にも足を延ばす予定です。

梅雨も明けいよいよ夏本番の時期ですが、連日30℃を越えていた昨日までと比べ、今日は朝から薄曇りで気温もいくらか涼しく、予報でも各地共のきなみ30℃以下となっています。これから向かうのは全国でも屈指の猛暑で知られる地域のため、今日のこの気候は本当にありがたく思います。

いつものようにクルマを走らせ早朝の清水駅へ。

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少し早く着き過ぎたようです。シャッターが開き、窓口が営業を開始する5時を待ちます。無事窓口で沼津からのグリーン券を購入し、青春18きっぷに日付を捺してもらい、ホームへのエスカレーターを下っていきます。学生の夏休み期間に入ったためか、発車時には10名ほどがホームに集まり、やはり旅行者風の出で立ちの乗客が目立っていました。

定刻に清水駅を発車しまずは沼津駅を目指しますが、何度となく通った勝手知ったるこの区間、1時間ほどの時間を睡眠に充てることにします。

5時56分終点沼津駅着。ここで6時05分発の上野東京ライン宇都宮行きに乗り換えます。

グリーン車の5号車に乗車、2階席は数名の乗客がいましたが、1階席は貸し切りでした。いつもは朝日を避けるため左側に座るのですが、今日は薄曇りで直射日光の心配はほぼナシ、ということで右側に座り久々に海を見ながら過ごすことにします。

沼津駅発車後しばらくは貸し切り状態が続きましたが、熱海駅を過ぎ神奈川県に入り最初の駅である湯河原駅からいきなり5名ほどが乗り込み、一気に眠気が覚めました。余談ですが『湯河原』といえば思い出すのは添前都知事、ここ最近はちょこちょこテレビに顔を出すようになりましたが、『あの騒動』も今となっては失笑しかありません。

その後各駅ごとに乗客は増え続け、藤沢駅では立ち客が出るほどの混雑になりました。普通車の殺人的な混雑と比べればいくらか空いているとはいえ、立っているのに追加料金を払うこのシステム、個人的にはあまり良い気はしません。

しばらくはほぼ乗車のみの状態が続き混雑は増す一方でしたが、東京都に入り品川駅からは下車客のほうが目立つようになります。かつての終点東京駅では私を含む数名のみを残しほぼ全員が下車。私のように乗り通す客は少数派で、あまり直通は意味がないのではと毎度思ってしまいます。

車内が静かになり再び爆睡、下車予定の久喜駅に停車中に慌てて飛び起き何とか無事下車しましたが、危うく寝過ごすところでした。

ここから東武伊勢崎線に乗り換え秩父鉄道の起点羽生駅へ向かいます。行き先の『館林』という響きが、この地域に暮らしていた2年前までを思い出し懐かしい気持ちにさせてくれます。

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羽生駅着9時58分。乗車予定の秩父鉄道熊谷行き普通列車は10時25分の発車、ということで改札を出てみることにします。

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さらに1440円で秩父鉄道全線が1日乗り放題となるフリーきっぷを購入し、再び構内へ戻ります。

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定刻10時25分羽生発。

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天井で扇風機が稼働しており、ひと昔前の車内のような雰囲気を醸し出していました。

熊谷駅までの区間、特に空いているわけでも混んでいるわけでもなく適度な乗降があり、乗っている感じは我が地元を走る静岡鉄道と同じような感覚でした。

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羽生駅を発車後、30分ほどで終点熊谷駅に到着。近年は先ほどの館林市とともに暑さで有名になり、真夏のこの時期の訪問ということで覚悟を決めてきましたが、今日は涼しくなるという予報通り、まったく暑さは感じず、むしろ涼しく快適で少し拍子抜けしてしまいました。

時刻は午前11時前、少し早いですが昼食にします。駅ビル内には私がこの地に来たら必ずと言っていいほど立ち寄る『登利平』があります。いつもの定食を注文し、安定の美味しさに大満足で旅を再開、次は11時35分発の三峰口行きに乗り込みます。わずか40分ほどしか余裕がなく、大急ぎでの食事となりバタバタしてしまいましたが、なかなかないこの機会に立ち寄ることができ、本当によかったと思います。