仕事が多忙につき(←言い訳)昨年10月の記事がやっと先日終わる、という破滅的な遅さでの更新ペースが続いてる為、ネタのストックそのものは数多くあるものの小規模なものは全て割愛、ということで今回からは今年(2017年)春の青春18きっぷを利用しての北陸新幹線初乗車の記事をスタートしたいと思います。気が向いたら、というより時間的な余裕が生まれたらストックしていたネタも記事にするかもしれませんのであしからず・・・

3月9日(木)

未明の3時半起床、身支度を整え静岡発5時01分の始発に乗るべく4時20分に自宅を出発。ここ数日は暖かい日が続いたものの、今日は真冬に逆戻りしたかのような寒さで、これから行く北陸地方は雪の予報もあり、少々心配な中クルマを走らせます。いつものコインパーキングにクルマを停め静岡駅へ。

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 青春18きっぷに日付印を捺してもらいホームへ上ると、いつもとは違い閑散としていました。結局発車時刻が近付いてもそれほど乗客は増えず、トイレのある先頭車両に乗り込みます。

この静岡発5時01分の岐阜行きの始発列車、私が青春18きっぷ通用期間中に西方面へと向かう際には必ずといってもいいほど利用し、日中はロングシートばかりが走る静岡地区にあって、転換クロスシートを備えた非常に有用な列車となっています。この春行われたダイヤ改正でも存続が決まり、今年1年また何度かお世話になることでしょう。

定刻5時01分に発車、次の安倍川駅からはおっさん2人が乗ってきました。通路を挟んだ隣に座ったので何となく見ていると、いきなり持参のペットボトルのお茶と焼酎を取り出し、いわゆる自作の『静岡割り』を作り酒盛りを始めました。だんだんご機嫌になっていく2人を横目に見ていると、何とも言えないビミョーな沈んだ気分になってきます。しばらくは景色をぼんやり眺めていましたが、睡眠不足のせいもありいつの間にか眠りに落ちていました。

菊川駅を過ぎるくらいまでは空席が目立っていた車内も、掛川袋井磐田と進むうちにだいぶ車内も混雑してきて、立ち客も出始める中浜松駅には6時11分の到着。ご機嫌だった2人を始めほとんどの乗客が下車し、一気に車内はガラガラになりました。これも見慣れた光景です。それにしてもまだ6時過ぎ、こんな早い時間から学校や仕事へ毎日通っているとは本当に頭が下がります。

数分の停車の後浜松駅を発車、浜名湖を通り過ぎ県境を越え愛知県に入り、6時52分に豊橋駅に到着、ここで向かいのホームに停車中の快速列車に乗り継ぎます。

始発駅の豊橋から乗車したというのにほぼ満席で、何とか通路側の席をゲット。ただ隣の席にいた小太りのオヤジ、隣に人が来たというのに全くスペースを開けようとせず、ただただゲームに熱中しています。結局私は2人掛けの席なのに身を縮めていなければならず、そのオヤジが下車した刈谷駅まで、苦痛の時間が続くこととなりました。こういう人間の思考回路は一体どうなっているのか・・・正直理解に苦しみます。

立ち客で通路まで一杯になった列車は名古屋駅に7時57分の到着、多くの通勤通学客と一緒に私も下車します。今夜の宿は金沢市内のビジネスホテルを予約済みで、このまま終点の大垣駅に行き、米原敦賀JR線をひたすら乗り継いでいけば余計な出費もかからず経済的ですが、今回は少し趣向を変え福井駅まで高速バスで向かうことにしました。

所要時間はおよそ2時間半、3,000円の出費は少し懐が痛みますが、乗り換えナシで福井まで行ける効果は絶大です。

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乗車するバスは名鉄バスセンターが始発となっており、定刻の8時30分を少し過ぎたところで名古屋駅新幹線口にあるバスターミナルに到着、先客は10名ほどで、私を含む6名がここから乗り込みます。

運行する名鉄バスに乗るのは初めてですが、車内設備は思いのほか豪華で、各席にコンセントがあるのはもちろんのこと、フットレストも完備しており、気分が少し高まってきます。

発車後しばらくは薄日が差していましたが、関ヶ原近辺から次第に灰色の雲に覆われ今にも雪が降り出しそうな空模様となってきました。米原JCT名神高速から北陸自動車道へと入り、長浜ICを過ぎたあたりから車窓両側は雪景色へと変わりました。3月というのに意外と雪は多く残っており、温暖な静岡に住む私には見慣れない新鮮な光景で、旅先にいることを改めて実感させてくれます。

途中賤ケ岳SAで小休止。
雪こそ降っていませんが、あたりは一面銀世界が広がります。

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福井県に入り敦賀武生鯖江の各停留所を経由し定刻11時10分に福井駅東口に到着です。

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駅ビル内のレストランで少し早めの昼食、名物のおろしそばとソースかつ丼のセットをいただきます。