大門駅から地上に出ると、その先には増上寺の立派な『大門』が聳えていました。

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さらに進んでいくと、その先には重要文化財にも指定されている三解脱門(三門)が。
HPによると、江戸時代初期に大造営された当時の面影を残す唯一の建造物とのことで、歴史の重みを感じさせてくれます。

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三解脱門をくぐることで、3つの煩悩『むさぼり、いかり、おろかさ』から解脱することができると言い伝えられています。

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浄土宗の大本山で、上野にある寛永寺とともに徳川将軍家の菩提寺でもある増上寺は、15代のうち秀忠家宣家継家重家慶家茂の6名が葬られてるようです。なんとなく地味なラインナップな気がするのは私だけでしょうか・・・

境内はとても広く、外国人観光客も数多く訪れていてとても賑わっています。

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週末だからか猿回し?も行われており、パフォーマンスを披露していました。よく見ると中国語ハングルの表記が。

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昭和49年に再建された大殿です。奥には東京タワーが臨まれ、多くの観光客が記念撮影をしていました。

増上寺を後にし、隣接する芝公園へと向かいます。

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ここからも東京タワーが。
スカイツリーも良いですが、こうして改めて東京タワーを間近に見てみると、やはり素晴らしい建造物だなと再認識できます。

そのまま都営三田線芝公園駅に向かい歩いているといきなり『東照宮』の文字が目に飛び込んできました。

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東照宮と言えば世界遺産でもある日光東照宮か、私の地元静岡久能山東照宮が思い浮かぶかと思いますが、ここにあるものもれっきとした東照宮で、その名も『芝東照宮』、祭神はもちろん徳川家康公で、上記2つと上野東照宮を合わせ四大東照宮と呼ばれている由緒あるもののようです。

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なるほど中には立派な本殿があります。ただ、近くにある増上寺芝公園に比べるとかなりひっそりとしており参拝客も皆無で、『知る人ぞ知る』的な雰囲気が漂っていました。

時刻は現在15時過ぎ。
多少疲労感はありますが、まだまだこの時期日が沈むまで時間がたっぷり残っています。そこで、少し遠いですが高崎線に残る3つの未訪問駅(宮原上尾北上尾)をこの際一気に訪ねてみようと思い、まずは都営三田線に乗り山手線と接続する目黒駅へと向かいました。

しかしその車内で、信じられない交通情報を目にします。
『人身事故発生により上野東京ライン湘南新宿ラインは直通運転を取り止め』とのこと。運転本数も大幅に減便されているようです。北上尾駅訪問後、そのどちらかのグリーン車に乗り快適に熱海駅まで過ごそうと思っていたのに大ショックです。昨年秋も人身事故による遅延で帰りの新幹線に乗り遅れた経験がある私は、正直『またか・・・』と腹立たしく感じました。

これで一気にすべてのモチベーションが低下。
早起きによる眠気や疲れもあり、静岡へと帰ることにしました。

結局目黒駅から山手線に乗り品川駅へ、そこからは東海道線熱海乗り換えで清水駅へと戻りました。後半はグダグダで、なんとも不完全燃焼の旅になってしまいましたが旅にトラブルは付き物、まぁ良しとしましょう。
というわけで2つのフリーきっぷを利用しての東京への日帰り旅、これにて終了。