戦国時代北条氏5代の拠点として栄えた城下町小田原は、現在でも神奈川県西部の中心都市として発展しています。その中心に位置する小田原駅は鉄道の拠点としても機能し、東海道新幹線東海道本線小田急線などが集まる一大ターミナルとなっています。西口ではその初代早雲公の巨大な銅像が出迎えてくれました。

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まずは小田原9時44分発の上野東京ライン籠原行きで、相模線との乗換駅である茅ヶ崎駅へと向かうことにします。

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構内には名物ともいえる巨大な提灯が。
小田原提灯といい、江戸時代東海道の宿場町であったここ小田原の職人が考案した物のようです。

茅ヶ崎駅には10時10分に到着、ここから相模線に乗り換える予定ですがその前に腹ごしらえ。4時半起床のため既に空腹で、北口から徒歩数分のところにある日高屋へ入ります。先日行った群馬登利平と並び、私が埼玉在住時代に非常にお世話になった中華料理チェーンで、味はさほどではないですがコスパ的には優れたものがあるお気に入りの店です。この時間に開いているのも魅力の1つで、平日はなんと24時間営業とのこと。

その日高屋で五目あんかけラーメンと餃子をいただき、茅ヶ崎駅へ戻ります。
初夏の日差しがだんだん強くなってきて、ラーメンを食べ終えた私は汗だくです。涼みがてら途中のコンビニでアイスコーヒーを注文し小休止。

次は茅ヶ崎発10時46分の相模線橋本行きで入谷駅へと向かいます。

相模線茅ヶ崎駅相模原市緑区橋本駅の間33.3kmを相模川に沿って南北に結び、全線単線で日中はおおむね20分間隔での運行と、神奈川県の路線の中では比較的ローカル色の強い路線となっています。ですが車内は予想に反して比較的混み合っており、発車直前に乗り込んだ私は、なんとか先頭車両に空席を見つけ座ることが出来ました。

小田急線と接続する厚木海老名と過ぎ、入谷駅には11時14分の到着。

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1面1線の無人駅で、周囲には田園が広がっています。
駅舎はなく入り口もとても簡素な造りになっていました。

ここからおよそ1km離れた小田急線座間駅へと歩いて向かいます。

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座間駅からは小田急線の各駅停車新宿行きに乗り、JR南武線と接続する登戸駅へ。途中新百合ヶ丘駅で一気に2本の優等列車に抜かれるなど、想定より長く時間がかかりましたが12時22分に登戸駅に到着です。

ここから南武線立川行きに乗り換え12時52分府中本町着。
JRにおける東京競馬場への最寄り駅で、今日は競馬開催日ということもあり、周囲は一目でそれとわかる競馬ファンの人々でとても賑わっていました。

府中本町駅からは武蔵野線西国分寺駅へ、そして接続する中央線に乗り換え東中野駅へ向かいます。

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東中野駅には13時49分の到着。
緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する比較的東京23区内の中では小さな駅ではありますが、しっかり駅ビルも完備し行き交う人々も多く、さすが大都会東京だと思わせてくれます。

今日の目的地の1つ、増上寺へはいくつかの交通手段があり、また最寄り駅と言えるものも複数あるため、どのような方法で目指そうか迷いましたが、今回はここ東中野駅から都営大江戸線に乗り、大門駅へと向かうことにしました。都営地下鉄自体は全線完乗済ですが、両駅は未訪問のため、訪問駅を増やす目的ももちろんありますが・・・

東中野発13時57分の『六本木大門方面』の各駅停車に乗り、大門駅には14時22分に到着。JR浜松町駅にほど近く、両者は乗換駅にもなっており、JR線で来た場合はこの浜松町駅増上寺の最寄り駅となります。ちなみにこの『大門』という駅名の由来は、これから訪れる増上寺の総門を指す『大門』から来ているとのこと。

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地上に出ると、目指す増上寺大門が見えてきました。