5月21日(土)

休職期間も残りあと10日となったこの日、JR東日本のフリーきっぷ『休日おでかけパス』を利用し、東京方面への日帰り乗り鉄旅をしてきました。今回はいつものような鉄道一辺倒ではなく、1ヶ所ではありますが徳川家菩提寺の増上寺という社寺も訪問、少しだけ観光要素を取り入れることにしました。

ただ、休日おでかけパス神奈川県小田原駅以東でのみ有効なきっぷなので、私の住む静岡市からでは利用できません。そこで小田原駅までの移動手段として、JR東海休日乗り放題きっぷも組み合わせて今回の旅を実行することにしました。

まずは5時39分発の熱海行きに間に合わせるべく、いつものように清水駅までクルマで向かいます。

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早朝の清水駅、5時半の時点でこの明るさです。5月6月は日も長く、真夏ほど暑くもないということで、朝早くから1日行動するには最高の季節でしょう。

清水駅みどりの窓口休日乗り放題きっぷを購入しますが、窓口氏が発行に少々手間取り、なんとかギリギリで間に合い予定していた熱海行きに乗り込むことができました。私自身ももう少し余裕を持って行動すべきだったと反省。

各車両10名ずつ程の乗車率で、土曜の早朝の割には意外と混んでいるなという印象です。清水駅を発車した列車は、興津由比駿河湾に沿って進みますが、しばらくは乗降ともにほとんど無く、静かな時間が流れていきます。6時02分着の富士駅でようやく学生さんを中心に多くの乗車があり、一気に車内は賑やかに。

沼津駅には6時23分に到着、ここで御殿場線に乗り換えます。
この御殿場線には一応全線完乗済みではありますが、いつ以来の乗車か全く思い出せないほどご無沙汰です。せっかくなのでこの機会に表敬訪問。

わずか3分の待ち合わせで発車する国府津行き普通列車に乗り込み、小田急線と接続する松田駅を目指します。ですが早朝に出発したおかげで1駅余分に訪問できそうです。どこにしようか迷いましたが、7時32分着の山北駅に決定。

かつては山北機関区が置かれ、構内も広く山越えの拠点となる駅だったようです。

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木造の駅舎から臨むと昭和にタイムスリップしたかのような街並みが広がっていました。

山北発8時14分国府津行きに乗り2駅先の松田駅へ。
私も含め、満席に近い乗客のほとんどが下車していきます。

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改札は2ヶ所置かれていますが、南口を出ると小田急線新松田駅が目と鼻の先にあります。

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断然小田急のほうが利用客は多く、その差はおよそ4倍。駅前もとても賑わっていました。

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ホームに出て8時38分発の小田原行き各駅停車を待っていると、小田急の代名詞とも言えるロマンスカーが入線、静岡在住の私にはとても新鮮に映ります。

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ここ新松田駅から目指す小田原駅までは、各駅停車に乗れば15分ほどで到着しますが、この辺りは小田急線と並行して伊豆箱根鉄道大雄山線が通っています。直接乗換可能な駅は小田原駅のみですが、徒歩連絡できるほど至近距離にある駅がいくつかあります。そこで訪問駅を増やすべく小田原駅1駅手前の足柄駅で下車し、500mほど離れた五百羅漢駅まで歩いて向かうことにしました。

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足柄駅は住宅地の中にあるこじんまりとした駅でした。城下町小田原らしく細いながらも交通量の多い道を歩き、五百羅漢駅を目指します。

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少し迷いましたが無事到着、駅舎のローマ字表記『500』RAKANが印象的です。
五百羅漢とは珍しい名称ですが、近隣にある玉宝寺にある五百羅漢像に由来しているようです。

9時05分発の小田原行きに乗り、これまた終点の1つ手前緑町駅で下車します。

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ここから小田原駅まで再び歩きます。
距離はわずか500mほどで、10分もかからずに到着です。

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ここでやっと『休日おでかけパス』を購入、いよいよ本来の目的である東京方面を目指します。