三重県北部に2路線を展開する三岐鉄道、読んで字のごとく三重県岐阜県を結ぶことを目的に敷設されたこの鉄道は、残念ながら岐阜県には辿りつくことなく現在に至っています。元々の同社の路線である三岐線(富田西藤原)と、2003年に近鉄から譲り受けた北勢線(西桑名阿下喜)からなり、地域住民や行楽の足として親しまれています。

豊橋鉄道東田本線へと出掛けた3日後の7月29日(水)、青春18きっぷを利用し日帰りでその三岐鉄道に初乗車してきました。

静岡駅発5:01の下り始発列車の岐阜行きに乗り、まずは豊橋駅へと向かいます。
この列車は、今やロングシート天国になってしまった静岡県内の東海道本線において、数少ない転換クロスシートを備えている車両で運行されており、終点岐阜まで毎日ロングランする貴重な列車となっています。
豊橋駅で接続する快速大垣行きに乗り換え名古屋駅には7:58着。

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名古屋駅では鹿や熊との衝突時、衝撃を和らげる効果があるスポンジゴム製の『衝撃緩和装置』を取り付けられているワイドビュー南紀を発見。初めて目にしましたが、デザイン的にはあまり優れているようには思えないのが本心です・・・

ここからは関西本線の普通列車に乗り換え、長島駅へと向かいます。

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桑名駅管理の無人駅で駅舎は無く、ホームと駅外部との間は地下通路で繋がっています。
ロータリーを挟んだ南側には近鉄名古屋線近鉄長島駅があります。駅もJR長島駅より立派で、利用客も近鉄長島駅の方が4倍ほど多くなっています。

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近鉄線に乗り換え、三岐鉄道三岐線の起点近鉄富田駅まで準急近鉄四日市行きに乗り移動。ここで三岐鉄道全線が1日乗り放題となるきっぷ、『三岐鉄道1日乗り放題パス』を1100円で購入します。

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近鉄富田駅から三岐鉄道に初乗車、まずは三岐線の終点西藤原駅へと向かいます。
途中保々駅にて車両交換により強制乗換をさせられ、26.6kmをおよそ50分かけ10:28に西藤原駅に到着です。

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SLをモチーフにしたなかなかユニークな駅舎です。

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駅周辺は鉄道公園として整備され、創業時に新造された蒸気機関車E102号機などが展示されていました。

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付近を散策した後西藤原10:51発の近鉄富田行きで折り返し、3駅先の伊勢治田駅で下車します。

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ここからは2kmほど離れた北勢線の終点阿下喜駅まで歩いて向かいます。