私が住む静岡県のお隣愛知県豊橋市ここには全国的にも貴重な存在になった路面電車が今でも現役で走っています。私鉄の豊橋鉄道という会社が東田本線と呼ばれる路面電車の路線5.4kmを運行しており、愛知県三河地方の中心都市である豊橋市の市民の足として親しまれています。2005年に名古屋鉄道岐阜市内線美濃町線が廃止されて以降は、東海地方唯一の路面電車が走る街となってしまいました。

同じ豊橋鉄道が運行する鉄道線である渥美線には以前乗車したことがあったのですが、東田本線は未乗のままになっており、ずっと気になる存在でした。そこで7月26日の日曜日、その豊橋鉄道東田本線に乗車する為、豊橋市へと向かいました。
豊橋市がある東三河地域は、645年の大化の改新以前から『ほの国』とも呼ばれており、デパートのほの国百貨店などの名称にその名残を残しています。

自宅のある静岡市清水区からクルマを走らせ、静岡県最西端の湖西市にある鷲津駅前の駐車場にクルマを停めます。ここから東海道本線に乗り豊橋駅へ。

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鷲津駅から3駅、15分ほどで豊橋駅に到着です。

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さすが三河地方最大のターミナルです。駅ビルと共にホテルが併設され多くの利用者で賑わっていました。まずはJR豊橋駅に隣接する渥美線の起点新豊橋駅に行き、路面電車が1日乗り放題となる『市内電車1日フリーきっぷ』を購入します。
料金は大人1枚400円。東田本線は均一料金を採用していて一乗車150円、3回乗れば元が取れる大変お得なきっぷです。

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今日は沿線にある豊橋市民球場で高校野球愛知県予選5回戦の享栄vs東邦半田vs愛工大名電の2試合が行われる予定がある為、路面電車の始発駅である駅前駅はかなり混雑していました。

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まずは2系統あるうちの1つ、本線系統で終点赤岩口駅まで乗車します。
市内をのんびりと進み25分ほどで到着です。

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終点の数十m先にレールの先端がありました。
次は1駅手前の井原駅まで徒歩で向かいます。

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途中車両基地の赤岩口分区があり、いくつか電車が停泊していました。

10分ほど歩き井原駅に到着、ここからは1駅のみの支線が分岐しておりその終点運動公園前駅まで乗車します。ちなみにこの支線へ分岐する際の急カーブは半径11m、日本の鉄道路線の中で最も急なカーブとなっています。

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1駅なのですぐに終点運動公園前駅に到着。
ここで高校野球の試合が行われるようです。周辺道路はクルマで来場する観戦客で大混雑していました。

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これで今日の目的である豊橋鉄道東田本線は全線完乗、豊橋駅へと戻ります。
あとは自宅へと帰るだけですが、いまひとつ何か物足りない思いがし、少し降りつぶしを行うことにしました。
まずは豊橋駅から名鉄本線に乗り隣の伊奈駅まで移動。

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そしてここから1.5kmほど離れた東海道本線西小坂井駅まで徒歩で向かいます。住宅街の中で多少道に迷いましたが30分弱で無事西小坂井駅に到着。これで効率的に2駅降りつぶしを行うことが出来ました。

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西小坂井駅からはクルマを停めてある鷲津駅までJRで移動します。
これで今日の予定は全て終了です。
今回は近場へのドライブを兼ねた小さな旅になりましたが、今は青春18きっぷの季節です。せっかくの機会なのでこれを有効活用し、鉄道旅行に行きたいと考えています。次はどこへ行こうか・・・いろいろ選択肢が多く迷ってしまいます。