先週の土曜日に
フォーカシングの講座に行ってきました。
そして、たまたま大昔からの友人から
夜に鑑定の依頼が入って、対面鑑定をして、
その後に一緒に飲んできました。
朝に家を出てから、日が変わるまで
外に出っぱなしという、
引きこもりがちな僕には珍しい一日。
普通なら、講座は講座のお話、
とするところなのですが。
僕的には講座と鑑定、そして飲みの場
でのコミュニケーションの取り方で
色んな発見があったので、
切って分けられないなぁと思ったので、
今回のようなお題にしました。
まずはフォーカシングの講座について。
今回の講座は新しい事を習うというよりは、
去年受けた講座の延長で練習をしたり、
もうちょっとそれぞれの回のテーマに沿って、
フォーカシングで出てきがちな問題を
みんなでシェアしたり、
トレーナーさんからアドバイスをもらったり、
という内容の講座。
とりあえずは最初は講座の開始に際して、
フォーカシングをするモードに。
体をゆったりと落ち着けて、
全身の体の感覚や何か訴えてきてたり、
体が話したがってる事を一つ一つ丁寧に
見つめていく、静かな時間を持つ所から。
最初の自己紹介の前なので、
今日の講座での各人の期待やらを
今一度整理する時間でもあります。
今回の僕のテーマは
実はこの先のコースを受けたかったので、
とりあえずこの講座を受けておく、
というのが一番の話で。
あとは、日頃勉強会には出てるから、
改めて外でフォーカシングをしなくてもいいんだけど、
敢えて勉強会で会わない人に会って、
他流試合をしてみるのもいいかも、
と思っての参加でした。
そんな申し込み当初のことを思い出しながら、
フォーカシングで体の感じに触れていくと
日頃会わない人と会うという期待は
もしかしたら、それは慣れた人ではない人も
受け入れるというテーマもあるのかな？
と思ったり。
あとは、フォーカシング関連で
なぜかいつも同じTシャツを着る機会があって。
セサミストリートのクッキーモンスターの顔が
どーんと描かれた間の抜けたシャツが
しばしばバッティングするのです。。。
「また、このシャツかぁ・・・・・・（笑）」
と思っていたんですが。
静かな時間を持つ中で、
体を感じていく中で、上半身がとてもこっていたり、
疲れているのを感じて。
なにやら力が入ってる感じがありました。
そんな時にクッキーモンスターの脱力する顔を思い出して、
あぁ～、力を抜いて、今日一日取り組もう、って。。。
そして、僕個人の生活が
会社の退職とともに大きく変わろうとしてる時期。
講座に出る直前まで現状の問題点を洗い出したりしてました。
そんな、洗い出しの内容を踏まえて、
午後のフォーカシングの時に扱う課題は
僕自身がこれからの人生で取り組む
「豊かさ」
というのかな？と思っていたのですが、
どうもそれを扱うワケではないみたい。
なんとなく、現職とお別れをする事に対して、
フォーカシングをする、という感じが出てきました。
といったところで、
そんな自分の内側で感じた事や
参加者に伝えたい事などを
シェアする時間を持った後に講義の時間。
自分的に印象的だった事を。
講師の方が、
「フォーカシングで豊かな時間を過ごす」
という話をされたのがとても響いて。
フォーカシングは毎度毎度すっごい体験や
知見が得られる事ばかりではなくて、
やっぱりもやもやしたものがあるのを分かる
というところで終わる事もあって。
答えありき、結果ありきで進みがちな
現代の価値観の中で、
ハッキリと答えが得られないのは
なかなか受け入れづらい面が
誰しもあると思います。
だけど、自分の内側にある
大事な気持ちに触れて理解してあげるとか、
何かハッキリとは分からないけど、
なにかが自分の中にいると知るとか、
そんな豊かさが大事なんだ、
というのが僕の理解。
・・・・・・
今の仕事もそうですが、
仕事に豊かな時間を感じられるのか？
お金だけではない豊かさが仕事にあるのか？
という事を思いました。
あまり仕事に肩入れして
自分の生活や事業の事をガタガタにしたくない
という想いもあって、
割に責任が薄めの派遣で仕事してる所もあって。
ただ、責任が薄い業務と言うのは、
逆に言えば充実感も薄くなります。
バイトでは賃金が安いし、
かといって正社員だと賃金はあっても、
ノルマややる事が多過ぎる。
その中間として派遣をやっていますが、
その仕事が好きだからというよりは、
その賃金で、その仕事と縁があったからやってきただけ。
仕事の中には正直、豊かさは感じられてません。
・・・・・・
ここ最近、人に占ってもらった時に
次の職場について飲食関連を
たとえ話でされている経緯があって。
賃金がどうかはおいといて、
おいしく食べてもらう、飲んでもらう
というのはきっと豊かさだよなぁ、
なんてこともよぎりました。
あとは
「もやもやしたものがある事を許す」
というのも大事かな、と。
上に書いた事と同じですが、
いつもハッキリ答えが出ることばかりじゃないし。
まだ答えがハッキリ出ない、
曖昧な状況や気持ちも認める気持ち、
そして心のゆとりがあるといいなぁ、とか。
きっと、なにか理由があって、
その感じがあるのだから、とか。
そんな事を思いました。
午前中に講師の方と参加者の方の
デモセッションをして、
午前中は終わり。
で、午後の実際のフォーカシングの場に。
今回、日頃会わない人とフォーカシングをやりたい。
というのが当初の目的ではありましたが。
昼休み前のグループ分けの時に、
勉強会でご一緒してる人が同じグループになって。
その人自体は全然ウェルカムなんですが、
今日の目的とは違ってくるので、
いくぶんもや～っとしたものがありました。
が、体の感じは今回はこれでイイ感じ。
昼休みに携帯をいじって、
他の人のブログに
「直感を信じましょう」
みたいなのを目にして、
きっと今日はこれでいいんだな、
と思って、もやっと感はスッと引きました。
で、ウチのグループは
まずは僕が話し手に。
聴き手は勉強会の人とは
別の方に聴いてもらうことになりました。
大きな部屋の端と端で輪になって
グループでフォーカシングを進めたのですが。。。
僕がフォーカシングを始めると、
妙に力が入ってる感じがあったので、
まずはクールダウンから。。。
・・・・・・
なんだけど。
全然落ち着かなくて。
というのも、他のグループの声が
耳に入ってきて集中できない自分がいました。
講座の約束で、中で起きてる事は
外では口外しない・・・・・・場の安全を守る
という大事な話があって。
（外で言わないというお約束があるから、
安心して取り組める、と言うワケです）
ご本人がココを読むわけではないけど、
その大事な約束があるので、
僕が言った言葉をフィードバックしてくれる
伝え返しを聴き手さんがしてくれるのですが。
聴き手の方の声が全然響いてこなくて。
そして、人それぞれの感じ方やスタイルがあるから
非難をするワケではないんですが。
今回の聴き手の方が目をつむって聴く人で。
ご本人は悪気はないと思うんですが、
僕には聴いてもらえてる感じがしなくて。
集中はできないし、
聴き手の声は響いてこないし。
・・・・・・
講座の中で、
自分がフォーカシング出来ないと思ったら、
パスもアリですよ
というお話があったので、
本気で途中で止めた方がイイかもしれないと思いました。
ただ、体に、
「今日はもうセッションを終わらせる？」
って問いかけると、
やる!!という感じが出てきて。。。
落ち着かなくて、体の感じを感じきれない
集中できない・・・・・・
人に聴いてもらうセッションで
こんなのは初めてでした。
いつもは聴いてくれる人がいることで
ものすごく豊かにプロセスが進んでいくのに、
まったく、ぐしゃぐしゃで動かないのに逆にビックリ。
↑
こんな感じの状態がずっと続きました
ただ、最後の方にこの
感の中から、
今の職場がバタバタして騒がしくて、
みんなは倉庫やゴミ箱をちらかちっぱなしだし。
雑然としてるのとリンクしてきて・・・・・・
このガサガサして落ち着かない感じ
と同じなんですよね。
・・・・・・
そう思ったら、
すっごくガッカリした、
ずーんと重い感じが出てきて。
「実にならないガッカリ」
そして、今の職場が何にも実にならなかったなぁ
という、
働いてて豊かさのない現職にガッカリきた
というのが出てきてセッションは終了。。。
まだ、ガッカリがあるのを分かっただけで、
吹っ切れてはないんですが。
今の職場への踏ん切りにつながってきそうな
結果的にはそんなセッションでした。。。
そんな意味では、
今のぐしゃぐしゃ感を演出するかのように
周りを見ていたのかもしれません。
しんどい感情や大きなテーマを扱う時には
それはそれでしんどい時がありますが、
この集中できないぐしゃぐしゃ感も
これはこれで別のしんどさがありました。
一方で。
僕が聴き手に回った時のお話。
先方が話した内容はヒミツを
守らなきゃいけないので当然書きませんが。
僕個人の感想としては、
最近毎度思う事なのですが、
大事なお話を聞かせてくれて、
ありがとう、って。
相手の大事な気持ち、
本心に触れる場に立ち会わせてもらって
嬉しいし、幸せだなぁ、と。
・・・・・・
僕は人の話を聴くのはやっぱり好きみたい。
だけど、会社の人みたいに
人の迷惑も顧みずに
言いたい事だけ巻き散らかして
一方的に聞かされたり、
ノイズや汚い言葉を聞かされるのは
ホントに勘弁だなぁ、と。
だから、占いのような
本音がポロりするような場所って、
僕にはいいんだなぁと実感できました。
それも自分的には嬉しかったです。
なので。
「話を聴かせてもらうよろこび」
というのがこの日持って帰った言葉になりました。
あとは、ちょっと前から話の聴き方が
変わってきたなぁと思ってるのですが。
自分がしっかり聴く時は、
相手の呼吸や一挙手一動作に合わせて、
僕の体も反応して動いてるんですよね。
しかも、自然と。
思い返すとすっごくビックリでした。。。
話し手の方も違和感なくお話できてたようですし。
僕がいなくて、自分一人でしゃべっちゃって～
なんておっしゃってましたが、
僕は要所要所で言葉を伝え返ししてるので
そんなワケはないんです。
だから、いい塩梅で僕が消えて、
話し手が自分に集中できたのか
僕がうまく鏡的なものになれたのか。
そこは分からないけど、聴き手としては
多分いい状態だったんじゃないかな？？？
相手の挙動に合わせる・・・・・・
すごく密度の濃い聴き方をしてたように思います。
といったところで、
講座のお話はおしまい。
このあと、対面鑑定をしに、
某所に行って参りました。
つづく