アマプラで見た。

ポスターに

必ず涙する。とあったけど、

泣く話ではなかった。


最初は、殺人犯が身元を隠すために、

誰かの戸籍を乗っ取った刑事ドラマかと思った。


そういうのではなかった。


悪人でも何でもないけれども、

どうにも辛くて

生まれ変わって

全然別の人間として生きようとした人の話だった。


幸福の科学では、

生まれて来る時に、

環境も親も自分で選んで生まれてくると教えている。


でも、

そんなこと言われたって覚えてないよね。


そんなこと、誰も言わないし。


震災の後に、亡くなった人になりすましてる人がいるって

ネットでみたことあるけども、

思いの外、そういう人はいるのではないだろうか?


誰にも迷惑かけなければ、

幸せな日々を構築する事ができるならば、

別にあっても誰にもバレずに

人生終わらせられたら、

それでいいのではなかろうか?と

見ていて思った。


役者さんは皆お上手で、

引き込まれて一気に見た


温泉宿の長男の嫌な人振りも上手だった。


ラストが一番驚いた。

ラストがなかったら、

じ〜んと静かに考え込んで

しみじみする作品だったのに、

ラストで、

えええええ!?

そう来たか!

そこまでだったのか!

そこまでしなくてもよかったのでは!と思った。


画面の中のイケメン弁護士さんは、

この人生は手放せませんと語るのだった。


面白かった。

考えさせられる映画だった。


感動大作、というのではなくて、

出自とか、

家族とか、

トラウマとか、

他人ごとと思わず見てみて。