息子がお腹にいた時にいた職場が辛くて、

そこからその建物の前を通るのも嫌でした。


老朽化に伴い新しく建て直されているのに

どうにも嫌で、

用がある時は

困ったちゃんにお願いして

子供のお使いをさせていました。


どうしてもどうしても

職員面談のために行かねばならなかった時は

大丈夫大丈夫、と自分に言い聞かせて行きました。

その時も建物は変わっていても

何だか嫌で

早々に引き上げてきました。


先日、実家に行くことができたので、

この建物にも行けるような気がしました。


そこに行く用事が出来て、

私がそこに行くのが大嫌いなのを知っていて

上司が気を使って

私が行きましょうと言ってくれたのだけど、

そんな子供みたいなことお願いできないし、

大丈夫です。行ってきます。

と本日、行ってきました。


最近建て直されて

セキュリティもしっかりしている建物に入り、

目的の階までエレベーターで行き

さて、と見渡すと

長い廊下が光っていて

その両隣に部屋が並んでいて

どの扉もしっかり閉じていて

見渡してもエレベーター付近にフロア図がなく

行きたい部屋の位置がわかりませんでした。

内線電話みたいなのはあって

そこで電話して呼び出すのも有りのようでしたが、動揺しているのか

そこのリストに目的の部屋を見つけられません。


たまたま歩いてきた人を捕まえて

行き先を伝えるとそこまで一緒に歩いてくれました。


(建物の東側エレベーターで入ったからリストになかったのだと後からわかる。目的の部屋は西側にあった)

(一般市民が入る前提にないから余計わからん)


扉を開けて

用事を済ませて西側のエレベーターから降りて

建物の外に出ました。


出来たー。

行けたー。


ささやかな前進。