この職場とはお別れなので、

ご挨拶にお菓子とかハンカチとか

プレゼントしてくれる職員さんに、 


「ではお返しに

私の宗教の布教活動として

小さな本をひとつどーぞ。

字が大きいので老眼でも読めます」

と一応そこでは中身が見えないように

永遠の仏陀の携帯版を

包装して手渡しているのだが、


数もいくつかに渡ると

渡した翌日に


「ふろんてぃあさん、幸福の科学だったんですか?

うちのおじいちゃんも幸福の科学で

大川隆法の写真のある祭壇みたいなのが

仏壇の隣にあって

毎日お祈りしてました」

ということに出会う。


孫を映画に連れて行くことで家族でケンカしたそうな(笑)

どんな映画か反対した息子さんも一緒に行けばよかったのに。

一応一般の映画館でやってるんだし。

ケンカするほどのことでは。


そのおじいちゃんは90歳過ぎてるそうで、

お元気かどうかは聞かなかった。

おじいちゃんのことを語るその職員さんも

そこそこおばあちゃんなんだもん。


「文字が大きいし、幸福の科学の本にしては薄いですよね」

「そうなの。渡しても邪魔になりにくいから、これにしたの」

(値段も薄いことは言わない)


どうやら、おじいちゃんのお家には

幸福の科学の本がたくさんあるのだろうな。


「ではお元気で。お世話になりました」