新緑の美しい山々を眺めながら

2時間近くのドライブ。


自然の中に建てられている

(田舎ってだけなんだけど)

新しい清潔感のある病院。


父親が先に駐車場にいて、

仕事をしていた頃は大きなハイエースくらいの車だったが、 

今は仕事もしていないし、

古い古い貨物の軽自動車に乗っている。

私の車の塗装がピカピカに見えるわ。(笑)


母親との面会は断った。


保護入院してからの

これまでの様子や体温や食事や

精神の薬は絶対飲まないけど

胃腸薬は飲むことや

認知症の検査は受けないなど

主治医と

看護師さんから説明を受けた。

食事は他の患者さんと一緒に食べているそうだ。

自分より高齢の患者の世話もすることもあるとか。

驚いた。


今まで家で一人で会話する相手もいなかったので、

他者と安全に接触出来ることは

とても、いいことだ。


今回は暴れて騒いだことが数回あったので

保護入院となったが、

今は薬を飲んでいないが暴れてはいない。

穏やかに暮らしている。

元からのヒステリーな性格なので、

精神の薬で調節は可能かもしれないが

飲まないので判断出来ない。

家族も検査に連れていけないと言っているので

病院として困っている。


という予想通りの話になり

退院を促されるのかと思った。


家族としては、

自宅に帰すのは望んでいないことを伝えた。

家族だけではなく

長年の近所への迷惑もあるので

家には本人が望んでいても

帰せない。


普通はここから

高齢者施設へ入所になるのだが、

母親のような人は特殊で

施設では受け入れしてもらえないと思われるので、

もうしばらく入院して

投薬に従うように家族3人から

本人に話してほしいとの展開になった。


母親としては、

いきなり(どうやってここまで運んだんだろう?救急車?拘束したのかしら?)病院に押し込まれて

監禁されているので

意味不明で納得が行かない状態にあり、

病院のスタッフに八つ当たりしたり

病院の指示に従わないのは仕方ないのである。


そこで

家族みんなが

母親にここで入院するんだよと

伝えることで

母親が諦める可能性がある。


そこらへんは、

家族として協力してほしい。

 

次回来月、

家族3人揃って母親と面会することにして

病院から出た。


父親は、

そんな簡単に諦めるわけないが、

入院させてもらえるならありがたい。

と語った。

父親も市役所が勧めるように

父親がアパートへ引っ越し案も

模索していたようだった。


父親の方が母親より年上だし、

90歳近いし、 

そろそろ母親から解放されていいと思う。


とりあえず、

病院からすぐに追い出される雰囲気でなかったので安堵した。


帰りは、土砂降りで雷も鳴っていた。


あまりの安堵感で

こちらの地方のコンビニに長居したり

高速のサービスエリアで自分の県なのに

お土産だの竹輪だのパンだの買ったりして

まるで旅行者みたいに散財しながら

ゆっくり帰った。


次怖いのは来月の

面会だ。


でも一人じゃなくて

家族3人でなら何とかいけるかもしれない。


がんばれ。