お奨めに出てきた体験談漫画をチラリ読んで
娘の友達のことを思い出した。
娘が小学五年生頃、
私が仕事から帰るまでの時間、
友達と家で遊んでいることがあった。
それはまあ普通。
普通ではないと思ったのは、
我が家のゴミ箱に
赤ちゃんのオムツが捨ててあったことだ。
なぜ?うちに赤ちゃんのオムツが捨ててあるのか?
答えは、
娘の友達が遊びに来た時
姪っ子を連れて来ていて
家でオムツを替えたから。
はい?
話を聞く。
姪っ子のお母さんは長く帰っていなくて
娘の友達の家で姪っ子を育てている。
娘の友達のお母さんは夜のお仕事なので
夕方から朝までは
娘の友達が面倒を見ている。
で、家には赤ちゃんを
どうやって連れて来たの?
抱っこして来たの?
「自転車のカゴに入れてきた」
えっ?
「この前、カゴに入れたまま自転車倒れて
泣いてた」
ええっ!
この話を聞いた時は
これはネグレクトで
児童相談所案件か
市役所の福祉関係案件ではないか?
と私は思った。
更に聞くと
近所の人は皆んな知っている。
友達には兄弟もいて
ひとりで面倒をみているわけではない。
と娘は語った。
近所の人は皆んな知っているということは
さほど危機的な状態ではなくて
ネグレクトではないのか。
それから随分経ってから
校下の夏祭りで
その友達が幼児を連れて遊んでいるのを見た。
あの時のオムツの主と思われる幼児は
友達の名前を連呼しながら
友達の服の裾を掴んでいた。
呼んでいるのは
友達の名前だが
幼児にしてみれば
母親同然なのではないかと思って
その様子を見送った。
その後、このことは忘れていて
この漫画を見て思い出したので
あの子はちゃんと大きくなったのか
娘に聞いてみたけど
友達は既に2児の母になっていて
下の子供が難病を抱えていて手が掛かり
連絡はとっているものの
旦那の愚痴は聞くが
その子の話は聞いていないし
聞く気もないとあしらわれた。
小学生が、オムツをした赤ちゃんを
自転車のカゴに入れて
友達の家に遊びに行く。
それだけで
私としては十分異様だと感じたのだが
おそらく、 このくらいでは
児童相談所案件にはならない。
汚れていない。
お腹を空かせていない。
殴られたようなアザもない。
難しい。
そして、
悲しい事件はなくならない。
