嫌なことがあると、
息子はトイレに籠もる。

緊張しても、
トイレに籠もる。

剣道の試合の直前に、
みんながアップしてる間、
ずっとトイレに籠もりきりになる。


テストが近くなってくると、
ほぼほぼ、
毎日、
夜は1時間以上籠もる。

テスト当日も、
トイレに籠もりたいが、
耐えて耐えて机に向かうらしい。

耐えたことは自慢するのだが、
答案用紙は悲しい結果だ。


今日は、
連休中の自習ノートをお母さんにチェックされる。

担任の

答え合わせをしないと、
たくさんやっても点数につながりませんよ

の赤い文字。

じ〜っとノートを見て、
お母さんはわかった。

先生、
答え合わせをしていないのではなく、
答えを書き写し間違えているのに気がついていないんですよ。
それも3回ですよ。
3回。

重症ぢゃん。

わかっているつもりでわかっていない。
わかっていないことさえわかっていない。

ちょっと強い口調で言ったら、
速攻、トイレ。

トイレに籠もることになるのはわかっているので、
普段はガミガミ言わないようにしているが、

ノートをどれだけ埋めても、
わかっていないなら意味がないことくらいわからなければならないし、
問題を丸ごとノートに書いても、
それで2ページやりましたとは言えない、
それは、3問やっただけで、
時間のムダというのだ、

と事実を伝え、

この問題の2が3になったら答えはどうなるの?書いてごらん?に動揺し、
全然歯が立たない有り様で、

トイレに吸い込まれていった。





ずっと長い時間、
倒れているんぢゃないかと思うのはまだマシで、
トイレに籠もったことさえ忘れてしまうほど、
長く籠もる。



ホントにお腹が痛くなるので、
本人は辛いんだろうが、

お腹痛くなってる場合ぢゃないのに、
とお母さんは呆れてしまう。


ため息…。