たけしの本当は怖い家庭の医学
で見た心筋梗塞そのままの映像のように、
バッタリ倒れた旦那はそのまま帰天してしまった。
病院で、
既に冷たくなった旦那に
医師たちは懸命に
汗だくで
心臓マッサージと電気ショックを繰り返してくれた。
救命救急隊員も医師と交代しながらずっといてくれた。
3時間後、
私は、呼吸器を取り外すことに同意した。
妻なら、
その冷たい体に取りすがって
泣くべきシーン。
その時、実は
私は、ホッとしたのだった。
この人の
今回の修行は、
終わったのだと思ったのだった。
あの世があるとか
神様はいるとか言うだけで
嘲笑されるようなこの時代の中で、
恵まれない環境に生まれて落ちて、
その中で仏陀に巡り合って、
仏陀が今再誕しているのだと
何度も何度も
しつこくしつこくしつこく
繰り返し
来店されたお客様には
一人残らず語っていた。
その理解されない日々を
絶対に、やめなかった。
「聞く耳持つのは10人に1人か2人。
わかってくれる人は100人に1人か2人しかいない」
私みたいに、周りに合わせて
ヘラヘラ生きていくことが出来ないので、
イライラして物に当たる日もあって、
生きにくそうだった。
もうこれで、
聞く耳持たない人たちを相手に
伝道しなくてもいいのだ。
仲間が迎えてくれる世界へ還っていったのだ。
そう思うと、
ホッとしてしまったのだった。
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でも、よく考えると、
向こうでも、
伝道は続くんだよね。