第29節ガンバ戦は2-3で惜しくも敗戦。
シーソーゲームは楽しいですが、同じ3-2でも
仙台vs浦和も試合があっただけに
川崎vsG大阪は両軍の甘さが垣間見えるレベルでした。
「自分達の形」をみせてボールを支配する時間帯も多かっただけに
勝ちきるための課題も浮き彫りになった試合となりました。
以下の内容で振り返りたいと思います。
今日のコンテンツ
1.稲本ってどうだろう?
2.DFのパフォーマンスを図る指標
3.レナトと小林
--------------------
1.稲本ってどうだろう?
--------------------
帰ってきました!
稲本潤一。
やはりプレス&ボール奪取の能力はチーム随一ですね!
前半は彼のところでG大阪のカウンターの芽をつんでいたので
いきおい川崎の攻撃が連続するシーンが多く観られました。
(守備的MF、というかクラッシャーというか。
このタイプがチームに一人しかいないのもバランスが悪い。
イガ、裕介のボランチ練習はこの課題を補う狙いもあるのか?)
30mくらい爆走ドリブルしてたのも味方ながら意表つかれて
驚きましたw
ただ、3失点目の直接的原因は家長を追走しなかった
彼にあります。
久々出場で後半は完全にガス欠。
そういう意味で81分まで交代をひっぱった采配にも問題が
あると思います。
--------------------
2.DFのパフォーマンスを図る指標
--------------------
3失点という結果でしたが、サネ、ジェシの
両CBは非常に頑張っていたと思います。
これを証明する指標がひとつ。
相手エースのレアンドロのシュート数が
僅かに1本です。
早めのチェックでサネが潰すシーン。
左サイドエリアでジェシが貫禄の対応を見せるシーン。
個人的にはこの試合で一番見ごたえのある
プレーでした!
また“1.”で選手交代における采配に物申しましたが、
4バックでこの試合に臨んだことは正解だと思っています。
エルゴラなどで予想されたように3バック1ボランチだったら
レアンドロに最終ラインをかき回されてもっと酷い結果になった
思っています。
3バックは一人のキーマンにボールを集められると
マークの受け渡しなどが複雑になり後手を踏むリスクがある。
そして、ガンバの中盤相手に1ボランチはそれこそ
パスコースの殆どを消せないで最終ラインを裸同然に
する事になるのではと危惧していました。
(このシステム採用の理由は「憲剛含めて3バックを
やっていないから」が一番のようですが。。。
だったら週中くらいからは4バックで練習しておけばいいのに・・・とも思うけど)
失点の大きな原因は、選手達からも反省が聞こえたように
“球際の詰めの甘さ”
にあると思います。
これは、選手が自信をもってプレスに行かないと実現できないので
戦術浸透が進まないと改善されないでしょうね。。。
レアンドロにしっかり対応した分、佐藤OUTによるポジション変更もあって
自由を得た家長を捕まえきれず、これが結局命取りになってしまいました。
--------------------
3.レナトと小林
--------------------
あいあかわらずキレのある動きを見せるレナト。
途中出場した小林もいくつかいいプレーがありました。
しかし結果は流れの中からの得点ゼロ。
数的優位でも決めきれないシーンが散見されました。
この原因の一つと思われるのが“コンビーネーション不足”
特に名前を挙げた二人の連携は勿体ないと思うシーンが
いくつかありました。
具体的にいうと
ドリブルで切り込みたいレナトと
ゴール前に抜け出しラストパスをもらいたい小林
この二人の想いがバッティングし
「小林がいい位置にいるのにレナトからパスがこない」
「レナトが切り込めるルートを小林が埋めてしまっている」
といった格好でした。
コンビネーションというと難しそうですが、
要は「仲間の特徴、意図を理解してそれを利用する」
という事を意識して欲しいと思います。
この点レナトはずっと指摘されていて、ようやく改善されてきた
といった状況だと思っています。
ノビシロと捉えて高めていってもらいたいものです。
今日も読んで下さって有難うございました。
ランキング参加しております。
バナークリックで応援して頂けるとさらに嬉しいです♪
にほんブログ村