長かったGW10連休が終わり、多くのビジネスマンにとって仕事が再開した昨日、会社を定時に上がり、等々力スタジアムに向かいました。
アジア・チャンピオンズリーグ、グループステージの上海上港戦の観戦のためです。
フロンターレにとって絶対に勝たなければならないこの試合、優勢に進めながら外国人トリオにやられ、無念の引き分けに終わりました。
失点の場面、齋藤学のロスト、登里の対応、大島のパスミスなどへの批判はあるでしょうが、僕は選手への批判を避けたいと思います。
なぜならば、彼ら外国人トリオのレベルは、Jリーグには無い「規格外」のものだと思うからです。
試合を見て、僕は、上海上港は弱いと思いました。
なぜならば、外国人以外の選手(つまり中国人選手)はフロンターレの選手よりも格下だと思うからです。
昨日のピッチに立った選手を大まかにランク付けすると、
SS フッキ
S エウケソン、オスカル
A〜B 川崎の選手11人、アフメドフ
C 中国人選手7人
こんな感じだと思います。
僕が試合前のブログで書いた通り、上海上港は「外国人だけ」で攻撃しようとしました。
そして、実際にそのタスクを遂行し、引き分けに持ち込んだのです。
つまり、「下手くそな中国人が絡むとパスワークが乱れる」ということです。
上海の1点目は、オスカルとフッキの2人だけでした。おそらくJリーグであれば、齋藤学はボールロストをしなかったと思います。そして、Jリーグであれば、登里はあのような競り合いで抜け出されなかったと思います。
上海の2点目は、オスカルが上げたクロスに、エウケソンとフッキが反応しただけです。
つまり、全て外国人だけで攻撃を「完結」させているのです。
中国人選手7人は、外国人トリオによる得点を「邪魔」しないよう、できる限り攻撃に関与しないのです。
これはカウンターアタック中心のサッカーだからできることだと思います。
カウンターアタックであれば、攻撃と守備の人数を「少数vs少数」の展開に持ち込むことができます。
そして周囲にスペースがたっぷりあり、相手にカバーリングされずに自由な攻撃が可能になります。
一方、自分たちがボールを握るサッカーではどうなるでしょう?
その場合、攻撃と守備の人数は「多数vs多数」の展開になり、中国人をパスワークに関与させざるを得なくなります。その結果、パスミスやトラップミスが発生し、上海はボールを奪われ得点できないのです。
「多数vs多数」の局面にしてしまえば、1人がフッキにやられても直ぐに他のフロンターレ選手がカバーに入れます。グループでフッキらをやっつけることができるのです。
僕は、このようなサッカーをするチームにアジアを制してほしくないです。
それは、ますます、アジアのサッカーの評価が下がってしまうからです。
最終節は、シドニーFCと蔚山現代にとって消化試合となります。
この試合、フロンターレが勝ち、上海が引き分け以下になれば、フロンターレが逆転します。
蔚山はソンリョンが所属していたクラブです。
ソンリョンのためにも蔚山には頑張ってほしいです。
川崎フロンターレは、2017年のリーグ戦で奇跡的な逆転優勝を果たしました。
この優勝で学んだことは、諦めないことの重要性です。
僕はまだ、フロンターレのグループステージ突破を諦めていません。
僕らが諦めるのは、選手に対してとても失礼な行為です。