サンフレッチェ広島から、馬渡選手が加入することになりました。
馬渡選手、これから宜しくお願いします。
僕は、馬渡選手について、どうしても語っておきたいことがあります。
それは、2017シーズンに起きたボールボーイとのトラブルです。
2017シーズン、馬渡選手は徳島ヴォルティスに所属していました。
そのシーズンの4月29日、J2リーグでジェフ千葉とフクアリで対戦した馬渡選手は、ジェフ千葉のボールボーイに暴力行為をしたとして退場になり、チームからも謹慎処分を受けました。
そして、その行為についてマスコミから叩かれました。
これら一連の行為について、僕の意見を述べます。
あの行為について、馬渡選手が悪いとは思いません。
悪いのはボールボーイです。
あの試合、ボールがタッチラインを割り、徳島のスローインで再開されることになった。
この状況でクイックリスタートをすれば、徳島が得点のチャンスとなる可能性がかなり高かった。
それが理解できていた馬渡選手は、すぐにスローインをしようとして、ジェフ千葉のボールボーイにボールを要求した。
しかし、ボールを手にしているボールボーイはなかなかボールを渡そうとしない。
わざと時間稼ぎをしていたのである。
馬渡選手には、その「意図」を理解することができた。
すぐにボールを渡してしまえば、ジェフ千葉の失点につながるからだ。
その意図を理解した馬渡選手は、ボールボーイの「非紳士的行為」に切れた。
これが僕の推測だ。
かなり確信に近い推測である。
驚いたのは、チーム、Jリーグ、マスコミ、世論が、こぞって馬渡選手を叩いたことだ。
まるでボールボーイが可哀想な被害者であるかのような論調である。
とても情けないマスコミだと思った。
真実を書いて批判されることを恐れ、マスコミは「お客様(読者や視聴者のこと)受け」する記事に終始した。
チームの勝利のために頑張ろうとした馬渡選手は、徳島ヴォルティスの対応にガッカリしたかもしれない。
僕は、少なくともジェフ千葉は、ボールボーイにも非があることを公表すべきだったと思う。
仮に僕がプレーヤーだったらどうしていただろう。
馬渡選手と同じ行為をしたかもしれない。
馬渡選手がフロンターレに入団した今だからこそ、はっきり伝えたい。
あの一連の行為について、非紳士的な行為をしたのは対戦相手のボールボーイである。