【U-15B】準備 | 川崎フロンターレ カテゴリーコーチ オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フロンターレを愛するサポーターの皆様、
いかがお過ごしでしょうか。

U-15コーチの大場健史です。

今回のブログは2月9日~11日に行われた
NIKE 鹿島アントラーズカップの報告をしたいと思います。

この大会はU-14U-13の2カテゴリーで参加しました。

場所は茨城県の波崎。
グランドは2面ある人工芝で試合が行われました。
U-14は天然芝)
この素晴らしい環境で試合ができるなんて
選手は本当に幸せ者です。

大会第一日目は2ゲームありまして、
11:00キックオフで栃木FC
そして15:00キックオフで
ベガルタ仙台と試合を行いました。

栃木戦は選手に硬さがあり思うように
ゲームを支配できなかった。

前半28分に大型DF伊従がCKからの
打点の高いヘディングでゴールを決めました。

後半も押し込むシーンがあるが
相手も必死に守り追加点が奪えないまま試合が終了、
結果は1-0の勝利。

2戦目のベガルタ戦は反省を活かしたのか
非常に素晴らしい戦いをしました。
後半に失点されたが選手たちは慌てることなく
ゲームを運び16分MFの小川、18分にMFの村田が
点を決めゲームをひっくり返してくれた。

最後まで戦い非常にすばらしい内容であった。

大会2日目、
1試合目は鹿島アントラーズノルテ、
2試合目は横浜FC

アントラーズノルテ戦はゲームの入り方が非常に良かった。

フィジカルで来る相手に対しても対等に戦い
自分たちのサッカーを披露していた。

前半14分高岸、24分三本木、後半8分三本木、
22分高橋、31分高岸がゴールを決め
勝利を飾ることができた。

この得点も全員の共通意識があったから取れたゴールでした。

2試合目は横浜FC
選手たちには
「前回練習試合で勝ったが、今日勝てる保証はない、
しかし意識を高く持てば勝利を掴むことができるだろう」
と伝えました。

選手一人一人のゲーム入る意識が非常に高く
素晴らしいゲームを見せてくれた。

相手に押し込まれるシーンもあったが
守備面でしっかり対応し失点もあったが冷静に対応していた。

得点は前半5分MF小川、後半1分、高橋、22分失点。

4勝でグループ1位通過。
大会3日目は準決勝(ここからはトーナメントになります。)

対戦相手は柏レイソル、前回練習試合で負けているので、
借りを返すために望みました、ところが宿舎を出る際に
部屋の鍵が見つからず、出発時間が過ぎても
見つからない状態でした。

バス一台、2カテゴリーで来ているので、
U-14の選手たちに(U-14も準決勝進出)
申し訳なく出発することになった。

グランドに着いたら自分たちの荷物に鍵が入っていないか
もう一度確認させたがみつからない、
試合開始15前まで探させたので当然ミーティングも
ウォーミングアップもできない状態で望みました。

案の定、結果は0-0のままPK
4-5で負け。
悔しさより情けない試合でした。

サッカーは技術、フィジカル共に大切です、
しかしもっと大切なことがあります、それは準備です。

道具の準備、身の回りの準備そして心の準備です。
如何に100%で試合に望むためには当日ではなく、
前日から準備をしていかなければならない。

「明日の試合はこのイメージで行こう」とか
マッチアップする相手に「絶対に抜かれない」とか
良いイメージを持っていかなければならないのに、
鍵の紛失の件で、選手一人一人のイメージがすべて崩れた。

チームとして戦うのだから全員が共通意識(心を一つに)を
持って望まなければ勝利することができない。

結果論だが、もしすべての準備が整っていたなら、
この試合は勝てたかもしれない、それだけ大切なこと。

どんな世界でも何かをやり遂げるには準備が大切、
いい加減な準備は敗戦につながる。

そのことを選手たちは心の底から理解したことだろう。

次は絶対に無いと信じている。


以上、大場健史でした。

U-15コーチ 大場 健史[E:impact]