2022年夏休み 地獄から生還編その2
待ち望んだ申請許可に喜んだのも束の間、神州半島の出口でいきなりひっかかる
「これ見て」と政府の許可が下りてる証拠を見せるも、保安官は納得いかない様子
あちこちに電話して確認中 待つこと30分。
いつもの私ならイライラするところだが、申請許可が下りた事が嬉しすぎて、何を言われてもニコニコ
「分かったから、早く確認してね」と余裕で待つ。
だいぶ待たされ、ようやく門が開く。この段階で時間はすでに22時近くなっていた。
(あ、そうだ。ガソリンが無かったんだ。高速道路に入る手前にガソリンスタンドがあったからそこで入れよう)
なんてのんきに構え、行ってみると、やっていない、、、
げげ、、、どうしよう、、、高速道路は目と鼻の先、、、だが、、、ガソリン無いまま、乗っていいのだろうか???
あまりに怖い
この辺の道路事情に詳しい友人に電話、「高速乗ったら一番近いパーキングってどこ?」
「60kmくらい先のボアオしかないな」
「60km!? ガソリン全然無いんだけど!!! 大丈夫かな?」
「どんだけ無いのか分からないから写真送れ!」
これ!
しばし、無言の友人、、その後、静かに、、、
「だ、、大丈夫だ。ゆっくり行け、ガソリンを消費しないよう時速80kmをキープだ。いいか、ゆっくり行け、、、たぶん大丈夫だ」
(た、、、たぶん)
しかし、今の私に選択の余地はない。このコロナの最中、この時間、普通に営業しているスタンドは高速道路のパーキングくらいしかないだろう。ここは運を天に任せ、最悪は高速道路上でJAFを呼べばいい(←中国にJAFがあるかどうかは知らない)
そして、入口の警察に申請許可を見せて、時速80kmを守り、心臓が口から出そうなほど緊張して前しか見ずに運転した。
ガソリンのメーターがじわじわと減り、、、まさにギリギリのところでボアオのパーキングに到着
「金に糸目はつけねぇ!満タンパンパンに入れてくれいっ」
ようやくガソリンの心配もなくなり、そこからはビュンビュンに飛ばして海口の家を目指した。
出口でまた厳しいチェックを受け、なんかいつもと違うその場で結果が分かる検査?を受けて無事開放~
家にたどり着いた時には深夜2時になっていた
とても荷物を下ろす体力も気力も無い。猫だけを下ろしベッドへ倒れこむ。。。
はぁ~ 久しぶりの自分のベッド、、、、、おやすみなさい~
翌日荷物の整理をしていると1本の電話が来る
「あーもしもし、あんた、万寧から帰って来たね?今から自宅隔離の赤札貼りに行くから」
え 確かに海口到着後自宅3日間隔離って聞いてたけど、、、そんなに厳重だったの
それにしても、ちゃんとそういう事分かるようになってんだなー(しみじみ)
「家に食物あるの?」
「いや、、、帰ってきたばかりだから何もないんですけど(T-T)」
「じゃあ 今すぐ近所のスーパー行って買って来て、1時間後に行くからね!」と。
何だ、買い物行ってもいいんだ、、、意外とユルいな、、なんて感心してる場合じゃない!慌ててスーパーへ駆け込み、目につくものを手当たり次第にカゴに入れ、3日分の食料とビールもついでに買った
見事に赤紙を貼られたが、家に戻って来れた喜びで心はウキウキ
ここは、私の家、3日間家にいたって何にも困らないわ~
片付けもあるし、掃除もしたいし、あ、猫もお風呂に入れちゃおうっと。
やることいっぱいよー全然退屈しないわ
とりあえず今日の夜は乾杯だ~バンザーイ
そして体重計に乗ってみたら、なんと5kg近く体重が落ちていた。。。
どんなダイエットよりも効果があった海南島ロックダウン。。。
ストレスが一番のダイエットだった(人によっては逆に太る方もいるのでお気を付けください)
長々と読んで頂き、ありがとうございました!