2022年夏休み 地獄編 その2
今回のコロナは今までと違い、あれよあれよという間に海南島全土に広がっていった。
全ての市とは言わないが、ほぼ全てと言ってもよいほど、田舎まで広がった。
中国のTikTokでは「1武漢、2上海、そしてついに3番目に海南がロックダウン~」となんとも悲壮な音楽に乗せて情報がUPされていた。
えそんなに大げさな事になっているの
確かに三亜は上海並に大変な事になってるらしいけど、ここはそんなに困ってないし、、、、
島から外には出れないけど、食物もあるし、出歩けるし、なんといっても波あるし、サーフィンも出来るし
ちょっとサーフィン友達が居なくなっちゃったのが想定外だったけど、サーフィンは一人でも出来るし、、、
なんて余裕をかましていたが、、、長引くコロナ、、、いつまでも収束せず、、、やがて、、、、
あれれ?ライフラインのはずのスーパーが閉まってる!?
「コロナなので臨時休業」って書いてあるけど、、、いやいやいや、、、おかしくない?
うわお~ 市場も閉まっちゃってるやん
あれれ?飲食店も封印の赤紙貼られちゃってる!? テイクアウトも無理!?
サーフショップのお隣の海南土産屋さんも赤紙
友達のいなくなった私にとって、ショップのお隣さんは、大事な話相手だったのに
そう、ここ神州半島は私にとってアウェイ。
サーフショップの友達がいるから遊びに来たのであって、彼らがいないと友達ゼロの場所なのだ
友達のサーフショップ経由でなんとなく顔見知りの人が数人いるだけのアウェイの地、、、
やばい、徐々に孤独を感じ始めてきた、、、、
おおっと、後ろに回り込んだらこっそり営業してるではないか。
とりあえずここでビールを買う。「スーパーや市場も閉まっちゃいましたねー(^^;)」
なんて二言、三言会話をするのが、その日した会話のすべて。
その際に「深夜22時なら空いてるよ」なんて情報を教えてもらう。
そうだったのか
私のような他所者には、なかなか手に入れることの出来ない貴重な情報を地元の人から仕入れ
その日夜22時頃行ってみると、市場もスーパーも確かに空いていた
政策としては、店を開けてはいけないが、お店だって売りたい、私達だって買いたい、ってことで利害が一致し
深夜にこっそり営業していたのだ。(面白いからブログ用に写真撮ったらメチャ怒られ、今すぐ消せと言われたので写真はありません)
そのうち、夜の営業も取り締まりにあい、次に入手した情報によると朝6時なら物が買えるらしい、、、ということで
朝5時半起きして6時に市場へ向かう(経験した事はないけど、戦時中の闇市場ってこんな感じなんだろうな~としみじみ)
闇市場も大変らしく、野菜や果物は売ってるけど、お肉や魚は買うことが出来ないので、卵でタンパク質を補う。
飢える事はないが、その日に手に入った食材でなんとか食いつなぐという毎日。
それでも私はマンションを借りてるので自炊出来るが、普通のホテルに泊まっている旅行客はどうしているのだろう、、、、
このスーパーはたしか、野菜以外に冷凍の鶏肉売ってたんだよな~ 赤紙貼られちゃってるな~
でも、もしかして、お土産屋さんのように裏口に回ると空いてるかもしれない!
っと1%の期待を胸に裏に回ったら、本当に空いていた
中には入れてくれないシステムで、入口でお店のおばちゃんに「鶏肉、鶏肉、とにかく鶏肉」と言うと
じゃじゃ~ん
まるごと一匹、手に入ってしまった。。。
手羽先が良いだの、こんなに要らないだの、言う余裕はなかった。
肉が手に入らない日々の中、買えただけでも感謝だ
人生初の「丸ごと一匹」を解体した。。。
そんなこんなの日々の中、そろそろ私の借りてるマンションが契約終了の時期に近づくが、どう見てもコロナが落ち着く様子はない、、、
いよいよ本格的に困っていく(地獄編その3へ続く)