諦めてんじゃねぇだろうな
「諦めてんじゃねぇだろうな」
どんな顔をして、どんな言葉を掛けたら良いのか。
ずっと考えていたけど、
やはり自分は、ネガティブな存在にはならないと。
前からそう決めていたはずだよね。
ただ、本人は全て理解している。
だから何を言っても響かない。
数週間振りの兄は、かなり参っていた。
憔悴しきっていた、という言葉が正しいかわからないが、
希望を全く持っていない。
それでもかける言葉は未来の事。
行きは土砂降りだったが、
兄と話したら雨も止んだ。
「大丈夫だから」
と、訳の分からない言葉をかけ、体を叩いて部屋を出た。
言い続ければ叶うかもしれないよね。
まだまだ闘いは続くよ。
きついだろうけど、乗り越えよう。
