【NQNニューヨーク=千田浩之】25日の米株式相場は4営業日ぶりに反発。ダウ工業株30種平均は前日比4ドル40セント高の1万1811ドル83セント、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は32.98ポイント高の2401.26で終えた。原油先物相場の下落や米景気指標が市場予想をやや上回ったことを受けて、買いが優勢となった。

 午前中に発表された5月の米耐久財受注額が前月比横ばい、新築住宅販売件数が市場予想ほどは落ち込まなかった。原油先物相場が大幅安となったこともあり、米景気への懸念が若干緩和、株価の支援材料となった。主な株価指数はここ1週間あまりの下げがきつく、ダウ平均は今年の安値に迫っていたことから、値ごろ感からの買いも入りやすかった。

 米連邦準備理事会(FRB)は午後、米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利を年2.0%で据え置くと決定。公表した声明では、物価上昇リスクに警戒感を示す一方、景気下振れリスクはやや減少したと指摘した。ほぼ市場予想通りと受け止められ、相場への影響は限られた。

 FOMC終了後にダウ平均の上げ幅は一時100ドルを超えたが、一転して下げる場面もあった。アナリストが投資判断を引き下げたボーイングが大幅安となったほか、信用環境の悪化を指摘したアメリカン・エキスプレス(アメックス)が下落するなど、個別に悪材料が出たことが相場全体の上値を抑えた。ナスダック指数は終日堅調に推移した。

 S&P500種株価指数は反発し、7.68ポイント高の1321.97で引けた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億株(速報値)、ナスダック市場は約21億2000万株(同)だった。