米大統領選で民主党と共和党の候補指名が確定している両上院議員が原油高対策として投機抑制の方針を打ち出してきた。民主のオバマ氏は原油先物市場に関するルールを見直す意向を表明。共和のマケイン氏は市場安定化のため規制改革を訴えた。ガソリン価格の高騰を受けて原油高対策が選挙戦の主要な争点に浮上、「ブッシュ後」は投機抑制が強化される可能性が出てきた。

 オバマ氏は22日の演説で「エンロン・ループホール(抜け穴)を完全に閉じる。常識的な規制を取り戻す」とも表明。現行のルールには当局による監督を一部のエネルギー商品の取引に限って外す特例がある。不正会計で破綻したエンロンの後押しで制度化された仕組みのため「エンロン・ループホール」と呼ばれる。