5月貿易統計:貿易収支(原数値)の予想中央値は400億円程度の黒字と、前年5月の
3955億円から大幅に減少する見通し。予測通りなら3カ月連続減少となる。黒字減少
の主因は輸出減速で、前年比プラス1.9%と、4月のプラス4.0%からさらに鈍化の
見通しだ。54カ月ぶりに輸出が前年比マイナスに転じるとの予想もあった。
 
コア消費者物価指数:5月全国消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)の予測中央
値は前年比プラス1.4%となり、4月(同0.9%上昇)から大幅に上昇する見通し。
暫定税率復活に伴うガソリン値上げが主な押し上げ要因となりそうだ。6月東京都区部コ
アCPIの予測中央値は前年比プラス1.1%で、5月(同プラス0.9%)から伸びが
拡大する見通し。
 
5月全世帯消費支出(農林漁家世帯を含む):予測中央値は前年比実質2.2%減と
なり、3カ月連続で前年を下回る見通し。4月は前年比2.7%減だった。季節調整済み
の全世帯消費支出の予測中央値は、5月は前月比0.1%減(4月は同0.7%減)とな
っている。
 
5月雇用関連統計:完全失業率(季節調整値)の予測中央値は4.0%となり、前月比
変わらずの見込みとなった。有効求人倍率の予測中央値は0.92倍で、4月(0.93
倍)を下回り、6カ月連続で1倍割れとなる見通し。実際に予想通りとなれば、有効求人
倍率は2005年2月(0.91倍)以来の低水準となる。

5月鉱工業生産指数速報:予測中央値は前月比プラス2.7%となりそう。経産省見通し
のプラス4.7%を下回るが、3カ月ぶりの上昇となる。予想通りになった場合、5月の
生産指数は109.2(2005年=100.0)程度と、過去最高となった2月の
110.2以来の高水準となる。しかし、4─6月期見通しを含めて先行きには慎重な
見方が多い。

5月小売販売額:予測中央値は前年比0.0%だった。増加幅は3カ月連続で縮小する見
通し。仮に前年比マイナスなら10カ月ぶりとなる。
 
6月日銀短観:大企業・製造業の業況判断DIの予測中央値はプラス3、非製造業DIは
プラス8となり、ともに3月(それぞれプラス11とプラス12)から大幅に低下する見
通しとなった。予想通りになれば、製造業は2003年9月(プラス1)以来、非製造業
は04年3月(プラス5)以来の低水準となる。