褒めて人を伸ばす。-よく言われることです。
みなさんはどんな言葉で人を褒めていますか?
今回のテーマは心に響く「褒め言葉」を探す方法です。
褒めることは、簡単なようで、意外に難しいものです。
実は、私にはこんな苦い経験があります。
私は学校で外部講師として授業をしています。
ある中学2年生の、黒髪がきれいな女の子Kさんに「知的な感じで素敵ですね」と声をかけたのですが、これを聞いたKさんは、浮かない表情になってしまいました。
実はKさん、最近成績が下がり悩んでいる、と後で担任の先生から聞きました。
私は純粋な気持ちで褒めたのですが、Kさんを逆に暗い気持ちにさせてしまったのです。
初対面の女の子への配慮が足りなかったと反省しました。
褒める時の言葉選びの大切さについては、営業職Hさんが続けて2社と取引を成立させた時にも実感しました。
1.「凄いね、Hさんの実力だね」
2.「お手紙などよく出していたね」
3.「どんな方法だったか教えて」
2.「お手紙などよく出していたね」
3.「どんな方法だったか教えて」
これは、1-結果、2-過程、3-独自のアイディア、とそれぞれ視点の違う褒め方です。
これまでにも1で褒めたことがありましたが、反応があまりなかったので3で褒めたところ、「運が良かっただけです」と嬉しそうで、Hさんのやる気をさらに高めることができたようでした。
喜ぶ言葉は人それぞれです。
自分が言われて嬉しい言葉がすべてではないのですね。
では、どのようにしてその人にふさわしい言葉を見つけるか。
それは『観察すること』以外ありません。
それは『観察すること』以外ありません。
相手の表情に良い変化が見えたら、それがその人の心に響く言葉です。
仕事で成果を上げた時だけではなく、日頃から観察してみてください。
仕事で成果を上げた時だけではなく、日頃から観察してみてください。
ここで、プロ司会を目指すIさんの話を紹介しましょう。
講師の私は、Iさんと週に一回レッスンを共にします。
他の生徒と同じように授業し、その前後の時間に多少の会話を交わす程度で半年が過ぎた頃、Iさんと会うと、嬉しい気分になっていることに気づきました。
他の生徒と同じように授業し、その前後の時間に多少の会話を交わす程度で半年が過ぎた頃、Iさんと会うと、嬉しい気分になっていることに気づきました。
Iさんは「今日のジャケット、素敵ですね」などいつも必ず私を褒めてくれていたのです。
それも、私がポイントとして選んだ服やアクセサリーの特徴をちゃんと見ていて、言葉遣いも褒め方もとても自然でした。
Iさんは、私を観察してくれていて、私が喜ぶ言葉を選んでくれていたのです。
このように、褒めるには伝え方も重要です。
具体的に部下の良いところを思い浮かべてみましょう。
そして声に出してください。
すぐに出来なかった人は練習が必要です。
お世辞にならないように自然な言葉で。
そして声に出してください。
すぐに出来なかった人は練習が必要です。
お世辞にならないように自然な言葉で。
褒めることに慣れていないと感じた人は、家庭での実践から始めてみましょう。
もちろん、どんな場でも心を込めることを忘れないでくださいね。
もちろん、どんな場でも心を込めることを忘れないでくださいね。