「話し上手は聞き上手」といいますが、今回は、聞き上手が話し上手を育てるお話です。
みなさんの周りに聞き上手な人はいますか。
聞き上手な人が周りにいれば、自然と話し上手になってしまいます。
聞き上手な人が周りにいれば、自然と話し上手になってしまいます。
私も聞き上手に話し上手に育ててもらった1人です。
私の知人、聞き上手なMさん。
Mさんはとにかく聞き上手で、私の仕事での出来事、テレビ、映画の話、家族のこと、将来の夢など、とても真剣に耳を傾けてくれます。
一緒にいると楽しく、話題は尽きません。
そんなある日、私はテレビ番組の面接に行くことになりました。
「好きな映画は」「本は」「音楽は」「最近、感動したことは」「子供の頃の夢は」「将来は」「今後やってみたいことは」…と、当たり前のことですが、次から次へと質問攻めにあいました。
面接は私一人だったため考える余裕もなく、ただただ頭に浮かんだことを答えていました。
確かに私は話す仕事をしているので、話しをすること自体は苦手ではありませんが、急な質問にこんなにスムーズに答えられるとは自分でも驚きました。
面接官からも話のまとめ方がうまい、話し方に説得力があるとお褒めの言葉も頂きました。
そして、無事面接を終えました。
そしてこの日も、いつものようにMさんに報告しました。
彼女は「へー」「ふーん」「ほー、そうなんだ」と相づちを打ちながら聞いてくれました。
彼女は「へー」「ふーん」「ほー、そうなんだ」と相づちを打ちながら聞いてくれました。
その時、私は気がついたのです。
今日、私が平常心でたくさんの質問に答えられたのは、聞き上手の彼女のおかげだったと。
今日、私が平常心でたくさんの質問に答えられたのは、聞き上手の彼女のおかげだったと。
考えてみれば面接で尋ねられたのは、毎日彼女に話していたことばかり。
知らず知らずのうちに練習させてもらっていたのです。
知らず知らずのうちに練習させてもらっていたのです。
面接では一度話したことばかりだったため、うろたえることなく対応できたのでしょう。
しかし、話す時の気持ちよさは、なぜだか彼女の前での時の方がはるかに大きい事にも気づきました。
それは、彼女のうなずくタイミングが良く、絶妙で、うまく話を引き出してくれていたからなのです。
それは、彼女のうなずくタイミングが良く、絶妙で、うまく話を引き出してくれていたからなのです。
さらにはっとしたのは、コーチングのセミナーで「聞く」のスキルを勉強したときのことでした。
まさしく彼女の聞き方には話し上手を育てる力がある、と改めて感じました。
まさしく彼女の聞き方には話し上手を育てる力がある、と改めて感じました。
意識してはいなかったと思いますが、結果的に人を育てる聞き方で、私と接していてくれたのです。
上手な相づちは、「は行」(ひ以外)、「はー、ふーん、へー、ほー」です。
これは、まさにMさんの相づちでした。
聞き上手のMさんと多くの時間を共有したことで、私は話し上手になり、仕事まで手にすることが出来たのです。
もしあなたが話し上手になりたかったら、聞き上手の知人、友人を持ち、たくさん話を聞いてもらいましょう。
そして、周りの人、たとえば部下を話し上手にしたいと思うなら、まずは自分が聞き上手になることが一番の近道です。
コミュニケーションも深まり、信頼関係も築くことができる、とても有効な方法です。
コミュニケーションも深まり、信頼関係も築くことができる、とても有効な方法です。