部活の助っ人をする
にっこり中3女子は、
色々な運動部に顔を出します。


そんな中でも1年生のときから
陸上のお声かけを頂き、
2年生のときは助っ人と胡座をかき
結果がいまいちだったので
今年度は早目にトレーニングを開始しました。


が、なんだか浮かない感じ でした。




にっこり合格子ちゃんには勝てないもん!
○○中には勝てないもん!

ニコニコなんで?

にっこり先生がそう言ったんだもん。

ニコニコちょっと待て~ぃっ!



信じられませんでした。
合格子ちゃんが速いのは事実だし
合格子ちゃんに勝てなくても良いのですが、
「絶対勝てない」って
先生が言うのは許せません。

どうしてなんだろう???



にっこりは、部活命!ってタイプでは
ありませんが、何事にも
一生懸命です。

助っ人だからって
手を抜いているわけでもありません。

それでも、練習量が足りないから
まだ及ばないとかならわかるけど、
合格子ちゃんがすごく速いから
絶対に勝てないとはいかに???




すぐにハグして
ニコニコちゃんと気持ちを
ぶつけてくれて良かったと伝え、

先生はにっこりの身体能力や
努力家なところ、
マインド・メンタルも知らなければ
人間を育てる教育者として
勉強不足であることを伝えました。

それから、多くの
普通の大人は、
人間、自分、子どもの可能性に
勝手に限界をつくって思い込み、
そのラインまでしか
育たないし育てられないことも話しました。




にっこり頑張っても勝てないんだって
思っちゃった。
でも、頑張ってたよ?

ニコニコそうよ!そんな状況だったなら、
あなたは頑張ってたし、
これ以上の頑張り方は無かったよ。
でも、もうわかると思うけど、
合格子ちゃんとにっこりは別の人間で、
あなたがすることは合格子ちゃんの真似じゃない。
あなたがあなたの力を
最大限に伸ばして生かすために
どんな練習のしかたがあるか
考えてやってみたら?

にっこりうん。
私も、絶対に勝てないんだって
思っちゃってた。

ニコニコそうね。
そして、合格子ちゃんに勝っても負けても、
お互いにベストを出せば
あなたたちのチームはきっと勝てるよ!
それは、全員が勝ちに行くことよ!
○中が強いのは事実だとしても、
勝てないってのは事実ではなくて思い込みよ?
優勝する気で行きなさい?

にっこりうん。ありがと。ごめんね?(笑)

ニコニコうん。ビックリしたよ。(笑)
でも、そんなことでもなければ
こんな風に言わないとも思ってるし。
その中で、八つ当たりしたいときは
すればいいよ。(笑)

にっこりううん、もう大丈夫



ハグして、またハグして、
にっこりは、明るい表情になりました。


私は、にっこりの表情が変わったので
スッキリした風ではありますが、
教師たるもの
勝手に限界決めて
成長妨げたら
ダメじゃなぁい?!

大人が頑張ってる子に
絶対無理とか
言うべきじゃ
ないんじゃなぁいっ?!

そもそも、その先生
視野狭くない?!

と、怒りほどではないのですが、
腑に落ちないというか、
納得いかないというか、
嫌な気持ちです。




曇り空の下で乾杯