吉川元忠なんてそのまんま戦国大名みたいな名前ですね。

 

その通り、毛利家の吉川元春の子孫なんですが、そのまんま元の字を継承してるのでそのまんま戦国武将です。

 

『マニー敗戦』(正確にはマネー敗戦文春新書)で有名な神奈川大学経済学部教授です。現在は亡くなっています。

 

わしが、このんかいのトランプ関税発動でなぜ吉川元忠(戦国大名みたいな)教授を思い出すのかと言えば、

 

吉川教授の提唱していたことは、アメリゴは赤字なんて屁とも思っていない。赤字を垂れ流すことで繁栄を築く作戦だ

という指摘だったのです。クリントン政権になってからのドル安も意図的だったといいます。

 

鹿も対外的にはドル安も貿易赤字も問題だと交渉カードにしながら意図的にそっちへ持っていくのです。

 

この辺がただものではないですよね。ドル安のほうが得だ、赤字にしてもドルを印刷するだけなので何の問題もないんです、と公けに認めてしまっては元も子もないですからね。これは問題だと言いながらこっそりと儲けていくのです。

 

つまり貿易赤字と財政赤字の双子の赤字なんて痛くもかゆくもない。わざとそうなるようにやってるといっていたのです。

 

いま副島氏の本を読むと、そのころに積み上げたアメリゴの国、州の財政赤字の本当の額は桁がちがうぞと本当のことが書いてあります。積み上げた赤字は赤字でなくならないのです。この赤字、債権の大部分を日本が買わされているので、これは確実に返してもらえないぞ、踏み倒されるぞということで我々にかかわりがあるのです。

 

今、トランプがアメリゴは世界から搾取されているのだといって、カナダやメキシコのような隣国から重い関税を課していくことは、現実問題どういうことになるのか、20年フリーターしかしていないワシには全く把握できないのですが

、理論的な側面のみでいえば、赤字で構わない、ドル札を印刷しまくればいいだけだというような、経済の空想的、抽象的な扱いをやめて、1円だろうが赤字は赤字、借金は返すもの。だからない方がよい。

 

ドルをすって投資で世界から金を貸し付けてもらって、金利だけ払って金だけもらって維持していけばよいという

こういう帳簿上の成功を認めない実物経済の方向に考えを変えているのだなという事です。

 

関税フリーの世界貿易構想であるティーピーピー(名前が全く出てきませんでした。今さらティーピーピーなんて言ってる人誰もいませんからね。)なんてかんぜんになかったことになりましたね。わしはそこがいい気味です。

 

しかし、アメリカからカナダに輸出されているもの、主にビールと化粧品で16兆円だそうですよ。

 

ビールと化粧品だけですよ。すごいですね。

 

これにこっち(カナダ)からも関税をかけるといっています。

 

カナダやメキシコの庶民まで、はっきりとこれはひどい。これは困るといっていました。

 

やはりそれだけ輸出の恩恵に頼っているという事なのでしょう。

 

吉川元忠氏がマニー敗戦をだして、もう一冊どうようの新書をちくま新書から出したあたりで、まだ70才だったのに

亡くなってしまいました。そのあと関岡英之氏がおもに対米交渉面から年次改革要望書問題を取り上げ、女性の岩本さゆみ氏が新マニー敗戦という形で吉川元忠氏の主張を引き継ぎました。

 

関岡氏が年次改革書問題を取り上げたあたりが日本が最もアメリゴから距離を置こうとした時期だと思います。

 

反米ナショナリズムが起こりかけて、国内の混乱と民主党政権の誕生につながった時勢がありました。

 

岩本氏はどうも主張の面で弱く、関岡氏の場合はおそらくアメリゴから直接命の危険にさらされて論陣から撤退して皇室の女性天皇問題などにうつって右翼丸出しとなって反米活動はやめてどこかへいなくなってしまいました。

 

いまやユーチューブで反社みたいなてきとうな目立ちたがり屋でも日米合同委員会(兼年次改革書)のことはやめろとか潰すとか言っていますが、これが世間一般に公になるまでに20年かかっているわけです。ユーチューバがぎゃあぎゃあいったところでどうにもならないですからああいうスタンドプレイ人間はわしは本当に嫌いです。

 

トランプ大統領が隣国や日本含めた世界経済に被害を出しながら、自国のアメリゴ国民をも打撃を与えながら、

 

自由貿易にストップをかけて関税を課すということは、故・吉川元忠教授の言っていた帝国大循環はもうやめるのだな、ドルをすって配って、輸入をし、そのあと各国にアメリゴ製最新鋭兵器を買わせてビッグに回収をし、さらに戦争を起こして軍需産業をさらにもうけさせる。不幸の循環を停止させてくれるのだな、とわしは感慨深い思いになったのです。