こんばんわ。
家飲み「酒房Dorry夢(どりーむ)」へようこそ。
今回のお題目、パート2としていますが、前々回のブログをお読みになった数少ない皆さん、今回も『穴子好きの聖地』我が島根県の大田市を訪ねてきました。
何だかすっかりお気に入りとなった道の駅『ごいせ仁摩』。
前回はこの道の駅の名物『大あなごチップス』を取り上げましたが、今回はもうひとつ気になる穴子の珍味を紹介!
『石見あなごの佃煮』
穴子の佃煮なんてあまり聞いたことなかったのですが、果たしていかに? しかも北海道産昆布との共演ですと??
開封するとこんな感じです。まさに島根県産穴子と北海道産昆布のハイブリッドな佃煮となってます。こう来れば酒は日本酒でイキましょう!!
同じく『ごいせ仁摩』で購入した『石見銀山 純米吟醸』(島根県大田市 一宮酒造)
島根の世界遺産「石見銀山」の名を冠し、しかも日本一の穴子の街である大田市で醸造された銘酒。栽培が困難ゆえ幻の酒米といわれる「改良八反流」100%使用の純米吟醸酒とのことですが、穴子との相性はいかに??
さて、せっかくの穴子の珍味なので、自宅にある缶詰のストックから更なる穴子珍味を付け加えましょう。
『アナゴの煮付け』に『あなごのアヒージョ』。
「煮付け」といえば鯖など青魚を連想させ、穴子で煮付け??とパッケージを見た段階では少々疑問符でしたが、よくよく考えてみれば通常「煮穴子」といわれるアレでしょう ただ、これが缶詰ってことなので、珍味としていただきましょう。そして、今やすっかり日本の食卓に馴染みつつあるアヒージョですが、素材はあくまで穴子!こちらはズバリの珍味でしょう。
珍味三種を盛り付け。上から「煮付け」「佃煮」「アヒージョ」となります。
煮付けには木の芽を乗せ、香りと共に頂きます。
では、今宵の酒宴、開始!
まずは「石見銀山 純米吟醸」を頂きましょう。
開封した途端にフワッと漂うフルーティーな香り。そして一口含めば洋梨のような果実の風味を纏った優しい甘みが口内いっぱいに広がります 島根の酒、しかも石見地方の酒といえば、派手さのない香り穏やかなものが多いとのイメージがありますが、そんな概念を吹き飛ばすような甘美で芳醇な味わい
島根の日本酒もよりスタイリッシュに進化してます
では、穴子の珍味を味わいましょう!!
最初は『石見あなごの佃煮』。
穴子に昆布の旨味が染み込んでいるのは当然ですが、昆布にも穴子の香りや旨味がしっかり浸透し、併せていただくことでこの上ない上等な佃煮となってます プロレスに例えるなら1+1が4にも5にもなる最強タッグのような組み合わせ
飲んべえには嬉しい相互作用となってます
次は『アナゴの煮付け』。
こちらは珍味ではなく、焼き穴子と並ぶ穴子料理の王道でしょう 口内でとろけそうなほど柔らかく煮あがり、トロンと甘〜い味わいは、煮穴子好きなワタシを大いに満足させるレベル
そこに山椒の香りが加われば「鬼に金棒」状態で、鼻に抜けていく穴子と山椒の風味が心地良い
これが缶詰で楽しめるなら、何個でもストックしておきましょう
さあ、珍味として楽しみな『あなごのアヒージョ』。
元々が淡白な味わいの穴子なので、オリーブ油との相性はバツグンですね さらにバジルソースのイタリアンな風味とよく絡み、オリーブを添えて頬張れば、先ほどの煮穴子以上にほろっととろける食感と口内に染み入る旨味に暫しうっとり
改めて穴子の食材としての奥深さに感激です
今回は肴として単品で味わってますが、パスタの具材としてもイイ感じかも.. です
そして、三種の穴子の肴を味わいながらの『石見銀山 純米吟醸』が弾まないワケがない 肴にそっと寄り添う穏やかな酒というより、豊かさや華やかな彩りを与え食材のクオリティをより高める酒でしょう。しかも、穴子の味わいが各々異なることから、その芳醇な飲口と程よい香りが口内をきちんと洗い流しリセットしてくれます
穴子珍味三種を食べ尽くし、そろそろ今宵の酒宴を終えましょう。「穴子珍味パート2」と題しましたが、パート3パート4と続く可能性あり.. かも?? これからも珍しい穴子の肴を見つけてはネタとしますので、このブログをご覧の数少ない皆さん、乞うご期待を!!
今宵も「酒房Dorry夢(どりーむ)」にお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。またのお越しをお待ちしております