- 1mは100cm
- 1kmは1000m
- 1kgは1000g
などなど・・・
単位の変換はこの世にたくさんありますよね。
練習の仕方次第で中学校の数学で大きく差が出ます!
はっきり言い切ります!
1Lは10DLが出来たとしても中学数学にはつながりません!
でもこの<関係>は暗記しなければなりません。
整数なら掛ける・割るを素直にできるのに…
例えば
1mは100cm、じゃぁ3mは何cm?
300cm!
ほとんどの子どもがそう答えるでしょう。
1kgは1000g、では5000gは何kg?
5kg!
これもほとんどの子どもがそう答えるでしょう。
でも
- 1mは100cm、では0.9mは何cm?
- 1kgは1000g、では900gは何kg?
こうなったとたんに正解率が激減します。
なぜか?
1mは100cmの時、3mだと、1mを3つ分だから、100cmも同じように3つ分になるので300cmと出来るのですが、いきなり0.9個分となると、???となる子どもが多くなるのです。
整数倍は○○個分で考えられるのに、小数(分数)倍になると、例えば0.7個分とか2/3個分という考え方がどういう計算をすればよいのかわからない、となるわけです。
○○個分は○○倍に変換しましょう!
そこで指導方法になるのですが、
100cmを3個分
などという場合、4年生以上ならば、強制的に「個分」のところを「倍」に変えて私は指導します。
例えば
1mは100cm、では900cmは何m?
という場合、900cmは100cmの9個分、と言いたいところを、「9倍」に変えるのです。
だから1mの9倍ということで9mが出てきます。
同様に、
0.4mは何cm?という問題も
1mの0.4個分と考えますが、「0.4倍」に変えるのです。
だから100cmの0.4倍なので40cmが出てくるわけです。
これが単位変換の第一歩になります。
割合もこの考え方でクリアできます!
「○○倍」の考え方は割合にも応用できます。
例えば
1000円の40%は何円ですか?
という問題で、40%を0.4と割合に変換しますが、この「割合」をどう扱えばよいのか理解していない子どもが多いのです。
だから私は「割合はすべて【倍】に変換!」と指導しています。
ただし、前提条件として百分率(%)を割合(倍)に変換するとき100で割るということは知っていて、その変換もできることが求められます。
これで問題を言い換えられます。
1000円の0.4倍は何円ですか?
そしたらほとんどの子どもは掛け算をするでしょう。
ただし、400円は( )円の40%です、みたいな問題を攻略する方法はまた後日ご紹介しましょう。
まとめになります
1m=100cm
→m×100=cm、cm÷100=m
1km=1000m
→km×1000=m、m÷1000=km
1cm=10mm
→cm×10=mm、mm÷10=cm
のように、
1,変換公式をしっかり覚えましょう!
そして
2,2つの関係が何倍なのかを知りましょう!
そうすれば、小数、分数が出てきても迷わず攻略できます。
おっと!知ってるだけじゃ使えません!
練習して反射的に計算できるまで練習しましょう!
こちらのサイトにも単位変換プリントを続々とアップしていきます。
○○式のようなプリント練習を自宅で出来ます!
市販本で練習するのもいいのですが、練習量が足りないと感じています。
だから自分でも練習量を増やすためにプリントを作っています。
是非どうぞ。