男の陰部やそこら中を舐め回した女の口を汚いと思うだろうか。私は思わないので真心を込めてキスをした。



 冴子はまめに動き回る女で、片時も休まない。大きなバストを揺らしながら私の太腿に噛みつき、すね毛の感触を唇で確かめているようだった。


 体の中にオキ火がくすぶり、私はどうにも我慢ができなくなった。冴子の脇に手を入れ、力任せに引っ張り上げて組み伏せた。最初はごく普通の体勢で挑みたい。腹と腹を合わせ、私はゆっくり結合しにいった。奥深くまで到達すると、そろりと腰を動かし始める。


 知り合ったばかりで、憎からず思った女と今こうして、体を交えているのが不思議な気がした。きつく目をつぶった女の顔が、何を考えているかは定かではなかった。少なくとも私は嬉しかったし、幸福だった。



 運動を早めると、冴子が必死になって応じた。どうやら本気で感じようとしている。私は女の胸に覆いかぶさり、入魂の思いで腰を突き動かした。乳房が押しつぶされ、こうなるともはや豊満もぺったんこもない。おっぱいは二の次になる。


 女があまりに激しく動くもので、たがいの呼吸がかみ合わず、時たま男根がはずれそうになった。しかし私は彼女のやる気を買いたい。段々に昇りつめていく冴子の顔は、私に何もかもを忘れさせた。


 前戯が丹念に行われたせいか、私の絶頂感はたとえようもなかった。

 冴子が力づくで私をひっくり返して上に乗り、その合間に私はズボンを脱いだ。男性自身が滑稽なくらいぴょんと飛び出た。



 冴子が私のおでこに口づけ、まぶたに鼻にほっぺたにキスを浴びせた。熱烈に唇を奪われ舌を噛まれ、私は冴子に食べられるのではないかと思う。


 喉をふっくらとやわらかい唇がなぞる。今度は冴子が私に万歳をさせ手首を押さえつけ、脇の下を舐めた。冴子は脇に鼻を突っ込み匂いを嗅ぎ、腋毛を口に含んだ。左右を交互にそうされると、くすぐったくて女を抱きしめた。


 冴子は私の乳首を撫でさすり、長いこと舌で愛撫した。気持ちがよくてその行為に私は甘えた。好意だろうか。わき腹に噛みつかれ息が詰まった。上になり下になり、私たちは情熱的な猫のようにじゃれ合った。



 冴子が男性自身を小さい口にくわえ、喉の奥まで使って何度もウッと吐き気を抑えた。まるでカゼをひいた時の喉の検査だ。気持ちのありがたさに快感と可愛さが倍増する。


 「そこまでしなくていいよ」


 私は冴子の顔を両手で挟んで持ち上げた。冴子の口からよだれがこぼれ落ちた。

 ブラジャーのホックをはずすのはわりと得意だ。万歳をした冴子の背中を手探りし、スムーズにはずした。


 まんまるい大きな乳房がこぼれ出る。母乳が出てやや肥大した乳首のまわりを、小さい乳輪が囲んでいた。これでも黒ずんでいる方なのだろう。きれいなものだ。


 冴子の上に覆いかぶさり、両手首を掴んで枕に固定し、片方ずつ吸った。甘い味がした。本当にミルクの味だ。無垢な赤ん坊との共有。


 男にされるほどではなくても、赤ん坊に乳首を吸われても快感はあるらしい。それで女はわが子への愛情を感じる。舌を強く押しつけるように舐め上げると、ぐったりしていた冴子が再び燃え上がった。


 両方の乳房を掴んで真ん中に寄せ、ふたつの乳首をいっぺんに舐めた。冴子が頭を起こして私の愛撫を見つめ、甘く悶えた声を発しながら、私の髪の毛を指で梳いた。